
受託手荷物のオプションが豊富なセブパシフィック航空でフィリピンへGO!
最終更新日:2025.06.12
提供:セブパシフィック航空
円安や物価高の今、座席指定料や機内食、受託手荷物料金などをオプションとした、格安航空会社(LCC)が再び注目されています。
節約したオプション料金分を現地のホテル代や滞在中の費用に充てることで、お得な旅を実現できるでしょう。
フィリピンへの旅行を計画する際、ぜひチェックしたいLCCがセブパシフィック航空(Cebu Pacific)です。
この記事では、ホスピタリティにあふれるLCC、セブパシフィック航空についてまとめました。
セブパシフィック航空とは

フィリピンのセブ島およびマニラを拠点にフィリピン国内最大のネットワークを誇るのが「セブパシフィック航空(5J)」です。
セブ島やダバオ、ボラカイ島(カティクラン)など、フィリピン国内の36都市に就航しています。
マニラ(NAIA)での乗り継ぎも、ほとんどが同じターミナル(T3)内で完結するので、他社と比べて利便性が良いのもポイント。
低運賃と世界最高水準の安全対策とを両立し、安心な旅を提供する努力を続けています。
セブパシフィック航空の初就航は1996年3月、マニラ~セブ間の国内線でスタートし、2001年には香港へ初の国際線を就航しました。
一般的にLCCでは所有する機材の種類を統一して、整備コストを削減する方法が取られますが、セブパシフィック航空ではATR 72-500型機(小型プロペラ機)も導入してフィリピンの島々間のネットワークを強化したり、大型機のA330型機を長距離国際線に導入。
アジアのみならず、中東のドバイやオーストラリア・シドニーへの長距離国際線も運航しています。
また、持続可能性(SDG's)と環境に配慮した取組みに沿って、より燃費効率の良いエンジンの航空機(neo)への移行を、2027年までに完了させるコミットメントを発表。
2022年3月には累計搭乗者数が2億人を超えるなど、多くの面で支持を集めている注目の航空会社です。
格安航空会社とは、サービス内容などの効率化によって低い運航費用を提供している航空会社です。
「ローコストキャリア(Low-Cost-Carrier)」とも言われています。
食事・預け荷物・座席の指定など必要なサービスをは通常有料で追加することができます。
これに対してANAやJALのような航空会社は「フルサービスキャリア」「レガシーキャリア」とも呼ばれています。
日本でのセブパシフィック航空就航都市は
アジア各国へ国際線ネットワークを拡げているセブパシフィック航空。日本初就航は2008年で、マニラから関西国際空港へ乗り入れを開始しました。
以後、順調に路線を増やし、2025年3月現在では下記の路線に就航しています。
東京(成田)ーセブ(マクタン)【毎日就航】
東京(成田)ーマニラ【毎日2往復就航】
東京(成田)ークラーク【毎日就航】
大阪(関西)ーセブ(マクタン)【週4便就航】※2024年10月15 日~
大阪(関西)ーマニラ【毎日就航】
札幌(新千歳)-マニラ【週3便就航】※2025年1月16日~
名古屋(中部)ーマニラ【週6便就航】
福岡ーマニラ【毎日就航】
マニラのニノイ・アキノ国際空港では、国際線・国内線ともにターミナル3に発着。
成田国際空港ではターミナル2、関西国際空港ではターミナル1、中部国際空港ではターミナル2を利用します。
セブパシフィック航空の特徴

LCCであるセブパシフィック航空では、各種サービスの効率化・簡略化・選択制を導入することで低価格運賃を提供しています。
そのため、事前に航空会社の特徴や、自分にとってのメリット・デメリットを把握しておく必要があります。
最大の特徴は航空券の価格は飛行機の席だけの価格になっていること。
ANAやJALで当たり前のようについている付帯サービスが含まれていません。
預け手荷物や事前座席指定など、必要なサービスを自分で選択して有料で追加します。
機材・座席の種類

セブパシフィック航空の機材は、近距離線ではヨーロッパ・エアバス社のA320シリーズを、中・長距離線では同じくエアバス社のA330型を使用。
フィリピン国内線の一部では、プロペラ機のATR72型シリーズも運用しています。座席クラスはエコノミークラスのみで、座席タイプは下記の3通りがあります。
- 乗り降りに便利な前方の座席および足元の広い「プレミアムシート」
┗優先搭乗サービス(Go Ahead)が利用できます。(※中国、マカオ、ドバイを出発する場合を除く) - 客室前方寄りの「スタンダードプラスシート」
- 客室後方寄りの「スタンダードシート」
- シートピッチ:約71cm~74cm(28~29インチ)
- 座席幅(肘掛け間):約43cm(17インチ)
- シートピッチ:約76~79cm(30~31インチ)
- 座席幅(肘掛け間):約42.7cm(16.8インチ)
- シートピッチ:約71cm~74cm(28~29インチ)
- 座席幅(肘掛け間):約42.7cm(16.8インチ)
座席の指定
「窓際や通路側の席がいい」「家族や友達と横並びで座りたい」など希望がある場合は、事前座席指定(CEB Seat Selector)をおすすめします。セブパシフィック航空では出発の2時間前まで、WEBサイトの「予約管理」から指定料金を追加することで事前座席指定が可能です。
事前座席指定を行わない場合には自動で座席番号が決まり、家族やグループが必ずしも並び席になるとは限りません。
事前座席指定料金は、区分や路線のほか、指定するタイミング、発地によって金額や通貨建てが変わります。
なお、エアバスA320シリーズの中間非常口座席や、最後列の座席、A330型で中央の一部座席はリクライニングしませんので、事前座席指定の際はご注意を。
※旅行会社経由の予約の場合には事前座席指定が利用できない場合もありますので、予めご注意ください。
手荷物

機内持込手荷物
機内に持ち込みできる手荷物は、重さは7kgまでの規定サイズ(56cm×32cm×23cm)を超えない1個まで。この規定サイズは他のLCCなどでも採用されることが多いパターンです。
ホイール付きキャビンバッグやバックパック類もこの規定に含まれ、頭上の収納棚に収まり、各自で収納できるものに限られますのでご注意。
ただし、以下の場合には、上記の機内持ち込み手荷物 1 個に加えて追加で持ち込むことができます。
2..歩行用の杖や松葉杖、義肢および個人用の車椅子などの医療関連器具。
3.空港内で購入した物品(※カウンターの係員やゲートの係員に領収書(レシート)を提示する必要があります。)
4.受託手荷物として預けることができない小物や、食品。
5.前の座席下に収まるサイズの小型バッグ。
※これらのものを含めた機内持ち込み手荷物の許容量は最大2個まで、合計重量は7kg以内です。
金額は路線によって(事前座席指定同様に発地によって現地通貨建てになる)異なるため、予約の際には公式サイトにてご確認ください。
受託手荷物(お預けの手荷物)

(運賃とは別に受託手荷物料金が必要です。)
さらに、+4kg、+8kg、+12kgのアップグレードも可能!つまりアップグレードによっては最大32kgまでお預け可能です。
※予め受託手荷物込みの運賃設定の場合にはアップグレードは利用できません。
受託手荷物の追加は、フライトの予約時、および予約後の予約管理で、出発予定時刻の2時間前まで手続きできます。
当日空港カウンターで追加する場合(出発予定時刻の1時間前まで可能)、手荷物料金は割高になりますので、事前に追加購入しておくのがおすすめ。
旅行目的や日数にあわせて、予めどのくらいの手荷物が必要になるか、見積もりしておくのが旅費を節約するコツといえるでしょう。
選択する航空券の種類によって、以下の2通りの運賃パターンがあります。
①基本料金に受託手荷物が含まれていない運賃
表示されている合計代金には、受託手荷物料金は含まれていませんが、予約手続きの途中で20kg分を選択可能です。
②受託手荷物が24kgまで含まれている運賃
表示されている合計代金には、予め24kgまでの受託手荷物料金が含まれています。
語学留学や長期滞在などで、通常の旅行よりも荷物が多い場合におすすめです。
※受託手荷物込みの運賃は、+4kg、+8kg、+12kgのアップグレードは利用できません。※表示中の代金・金額・発着スケジュールは一例です。
予約時期・渡航期間・目的地等の諸条件により異なり、予約完了後の追加した手荷物の変更・取消はできません。
また、運賃種別や予約方法(公式WEBからか旅行会社経由かなど)によっても、重量や個数の規定、アップグレードの可否が異なるので、予約を確定する前に十分に確認することをお忘れなく。
フィリピンと言えば、マリンスポーツやゴルフが目的で訪れる方も多いと思います。
セブパシフィック航空では、スポーツ用品(CEB Sports Equipment)として、自転車、釣り具、ゴルフクラブ、スキューバ・ダイビング用具、ボウリングボールが対象となっています。
受託手荷物と同様に、出発予定時刻の2時間前まで予約管理で追加可能。
(別途スポーツ器具手荷物許容量料金が必要です。)
サーフィン用具(CEB Surfboard)についても、.ボディボード・サーフボード・ウェイクボード・パドルボード(SUP)・その他サーフ用具を、1回のフライトにつき1点のみ、出発予定時刻の2時間前まで予約管理で追加可能です。
※利用便の機材により、長さの制限・1機あたりの搭載可能個数に制限があります。
サーフボードは必ずケースへの収納またはカバーが適切に行われていることが必要です。
なお、サーフィン用器具を含めたサーフボード総重量の制限は20kg以下となっています。
(別途サーフボードの手荷物許容量料金が必要、またサイズの規定など詳細は公式WEBでご確認ください。)
機内食・機内販売

セブパシフィック航空では無料の機内食サービスはありませんが、オンライン事前予約と機内販売メニュー(Fun Cafe)にて軽食やスナック、ドリンクを購入できます。
オンライン事前予約はフライト出発時刻の24時間前まで追加予約が可能で、1回のフライトにつき2食まで注文可能。
フィリピンの国民食ともいえるご当地グルメ「ビーフアドボ(beef adobo)」や、スパムおむすび(spam nori)、フィリピン風にアレンジしたトマトベースのスパゲッティ(pinoy spaghetti)など個性的なメニューを揃えているのが特徴です。
また、これらオンライン事前予約のホットミールにはペットボトルのミネラルウォーターが1本ついています。
事前予約機内食の用意が整うと、テーブルにランチョンマットの様なシートを敷いてくれる点も、ホスピタリティを感じますね。
環境問題やSDG'sにも配慮された、木製のカトラリー(食器)を用いているのも特徴です。
ホットミール提供時にはランチョンマットの様なシートを敷いてくれます。
機内販売メニュー(Fun Cafe)では、スナック菓子やドリンク類の他に、サンドイッチ(三角形のサンドのほか、ラップやパニーニもあり)やカップ麺も取り揃え、非常に充実しています。
※機内食のセレクションは定期的に変更されるため、ご紹介したメニューの取り扱いがない場合もあります。
ちょっと変わった機内サービス
セブパシフィック航空の特徴的な機内サービスの1つに、機内で行われるクイズ大会や抽選会があります。クイズといっても難しいものではなく、一般常識的なものから子どもも気軽に答えられるものまで様々。
抽選会はそれぞれの座席番号が当選番号となっているもので、正解者や当選者にはオリジナルグッズなどがプレゼントされます。
これもホスピタリティあふれるサービスの一端で、客室乗務員たちの陽気な演出もあり、乗客らにも好評なセブパシフィック航空ならではの機内体験です。
※サービスは英語で行われます。また路線や時間帯、運航状況などによって実施されない場合もあります。
乗り継ぎサービス

そのため、乗り継ぎ空港での入国やカウンターでの再チェックイン、受託手荷物の預け直しは必要ありません。
ただし、最終目的地がオーストラリアの場合や、2区間を別々に予約したフライト、セブパシフィック航空以外の航空会社を含む乗り継ぎの場合は、乗り継ぎ空港で再度チェックインを行って、乗り継ぎ便の搭乗券を発行・受託手荷物の預け直しが必要です。
最終目的地がフィリピン国内の場合で、マニラ等のフィリピン国内で乗り継ぐ旅程の場合には、乗り継ぎ空港または2番目の空港で入国審査を行います。
手荷物を受け取り後、税関で手荷物検査を済ませて、出発前エリアに進む前に、乗り継ぎデスクで手荷物に関する署名を行うので注意が必要ですが、マニラ・ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)では、国際線も国内線も同じターミナル(T3)発着のため*、異なるターミナル間の移動は必要ありません。
*:cebgoで運航される便など、一部T4発着の場合があります。
※予告なく手続き方法の規定が変わる場合もありますので、必ず最初のチェックイン時にカウンター係員にご確認ください。
優先搭乗サービス
事前座席指定(CEB Seat Selector)にて「プレミアムシート」を指定した場合に、 GoAhead(優先搭乗)が利用できます。搭乗券が優先搭乗券になっていることを確認して、搭乗指定時刻(出発予定時刻の 30 分前)までに搭乗ゲートに向かいましょう。
優先レーンがある場合には優先レーンが利用でき、それ以外は一般レーンを他の搭乗客より優先して案内されます。
機内持込手荷物が多めになる傾向のLCCにおいて、先に機内へ入って荷物入れを利用できるのは嬉しいポイントでしょう。
※GoAhead(優先搭乗)は、中国、マカオ、ドバイを出発するフライトでは実施していません。
子ども向けのサービス

子ども連れの海外旅行では、LCCの利用について心配なこともあるかもしれません。
セブパシフィック航空においては、出生証明書、母子手帳などを持参することで、生後8日から2歳未満の乳児も大人同伴にて搭乗可能です。
乳幼児用のバシネット(機内用簡易ベッド)は、エアバス 330機材で運航されるフライトで、バルクヘッド席を事前予約された場合には無料で利用できます。
また、連邦航空局(FAA)認定のチャイルドシートや民間航空局(CAA)認定のチャイルドシートを持参することもできます。
バシネットの予約やチャイルドシートの利用については早めに、セブパシフィック航空のカスタマーケアへお問い合わせを。
セブパシフィック航空のサービスにないもの
以下のサービスは、セブパシフィック航空では実施・提供していません。- 個人用モニター
- アメニティ(ブランケット(毛布)、スリッパなど、必要であればご自身で用意し手荷物として持ち込みましょう。)
- 機内インターネットサービス
- 無料の幼児用機内食(有料機内食メニューにも用意がありませんので、ご自身で用意し手荷物として持ち込みましょう。)
- 空港ラウンジ
- ポイントプログラム
- アライアンス
セブパシフィック航空の気になる口コミは?
これから搭乗してみたい!実際の印象はどうだろう?と思ったら『HIS航空会社✐クチコミ情報サイト』を見てみましょう。※過去に寄せられた『HIS航空会社✐クチコミ情報サイト』から一部抜粋して掲載しています。

40代男性
フライトは4時間ちょっとだったので辛いとは感じなかったが、これが6時間を超えてくると腰や首がしんどいかもしれない。
CAさんはみな明るく親切。往路も復路もオンタイム(復路は15分ほど前倒しで離陸)でした。
・リクライニング不可 ・USBポート(TypeA)あり ・機内食、飲み物は有料 ・ブランケットも有料(購入) ・寒いので上着必須、できれば長ズボン推奨

50代女性
何より値段が安いし、座席にはUSB充電もできる。
オンラインチェックインを間違っても変更はできないが、空港でお願いすれば席も変えてもらえるし不満はなかった。
CAさんたちも明るい

20代女性
国際線ですが席のリクライニングができません。
あらかじめ枕の準備が必要です。
また、エンタメも何もないので、あらかじめ動画をダウンロードしておくなど必要。
早朝便だったのでほぼ寝てました。
スタッフはにこやかで良かったです。
さいごに
LCCを利用する旅は、事前に旅の準備をした上で「自分に必要なサービスのみを選ぶ」という、いたってシンプルなものです。円安や物価高の今こそ、LCCを利用した旅行を計画してみては。
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投稿日:2025.04.24