ヨーロッパ屈指の人気を誇るイタリア。歴史的建造物や世界遺産、美しい街並みはもちろん、ピザやパスタに代表される食文化は、旅の大きな楽しみです。

この記事では、ハネムーンや卒業旅行、自分へのご褒美旅など、イタリア旅行を計画している方に、1週間や10日間の旅行費用や最新の物価事情、現地で必要な費用を解説します。充実したイタリア旅行にするためのガイドとして、ぜひ参考にしてみてください。
※旅行費用は2026年4月時点の目安です。(1ユーロ=約187円換算)

イタリアの物価ってどのくらい?

イタリアの物価ってどのくらい?1ユーロ=約187円前後です。(2026年4月現在)

イタリアの物価は、円安の影響もあり日本より高めです。とくにローマやミラノなど、人気観光地ほど食費や宿泊費用は高くなる傾向にあります。

食費の一例をご紹介します。
・ミネラルウォーターは500ml約0.8ユーロ(約150円)※スーパーマーケットの場合
・コーヒーチェーンのラテ Mサイズは約2.8ユーロ(約525円)
・ファストフード店のハンバーガーは約6.5ユーロ(約1,215円)
・ビールは330ml約1.5ユーロ(約280円)
・ラーメンは約16ユーロ(約3,000円)

イタリアの旅行費用はどのくらい必要?

イタリアの旅行費用はどのくらい必要?

イタリア旅行は1週間から10日間が人気です。2~3都市の周遊もでき、ゆったりとしたプランで旅程を組むことができます。

まずは、旅行期間別の予算目安を見てみましょう。

旅行期間 予算目安(標準的) 予算目安(節約)
1週間 350,000円〜450,000円 180,000円〜
10日間 410,000円〜650,000円 350,000円〜

日本からイタリアへは直行便を利用して約13時間、時差は日本が8時間ほど進んでいます。(サマータイム期間中は7時間)

イタリア旅行に行く手段は、パッケージツアーと個人旅行に分けられます。
【パッケージツアーのメリット】
航空券とホテルがセットになっており、個別で手配する手間を省けることが最大のメリットです。初めてのイタリア旅行におすすめです。
【個人旅行のメリット】
好きな街に長く滞在できたり、宿泊先や予算を自由に調整できるメリットがあります。旅に慣れている方におすすめです。

ここでは1週間、10日間でイタリア旅行(個人旅行)に2人で行く場合の、1人あたりの予算について解説します。
(2026年4月時点の目安)

1週間のイタリア旅行費用

1週間のイタリア旅行費用ベネチアのサンタ・マリア・デッラ・サルーテ大聖堂1週間のイタリア旅行費用(個人旅行)の相場は1人あたり約342,000円~です。
内訳は下記の表です。
項目費用
航空券(往復)約200,000円~
ホテル・宿泊約55,000円~
食費約30,000円~
交通費約10,000円~
Wi-Fi・通信約10,000円~
観光・オプショナルツアー約20,000円~
海外旅行保険約3,000円~
ビザ申請費用20ユーロ(約3,360円)
お土産・ショッピング約10,000円~

10日間のイタリア旅行費用

10日間のイタリア旅行費用ローマで最も有名で美しい噴水のひとつ、トレビの泉10日間のイタリア旅行費用(個人旅行)の相場は1人あたり約406,000円~です。
内訳は下記の表です。
項目費用
航空券(往復)約200,000円~
ホテル・宿泊約75,000円~
食費約50,000円~
交通費約10,000円~
Wi-Fi・通信約14,000円~
観光・オプショナルツアー約30,000円~
海外旅行保険約3,500円~
ビザ申請費用20ユーロ(約3,360円)
お土産・ショッピング約20,000円~
出発時期や宿泊するホテル、現地での過ごし方によって必要な費用は変わってきます。

3都市周遊(ローマ・フィレンツェ・ベネチア)10日間の費用

10日間費用の約410,000円に+周遊費用の約80,000円(都市間の移動、滞在税、各都市の観光費用)を追加した約530,000円~が目安です。
【周遊で増えるコストとして見ておきたい費用】

・都市間移動費(鉄道・バス)
ローマ→フィレンツェ→ベネチア→ミラノと移動するたびにかかる運賃

・滞在税(宿泊税)の合計
1都市滞在なら1箇所分ですが、周遊すると都市ごとに税率が異なるため、宿泊数分の合計額が上がります。

・観光施設の見学料
周遊すると各都市の観光スポット(コロッセオ、ウフィツィ美術館、ゴンドラ等)を網羅するため、チケット代が積み上がります。
列車の早割:イタリアの高速列車は、当日購入と1ヶ月前の予約で価格が2〜3倍変わります。1区間4,000円程度で済む「早割」を狙いましょう。

滞在税の現金準備:多くのホテルでは、滞在税をチェックアウト時に「現金払い」するよう求められます。予算に含めてユーロを少し多めに持っておくと安心です。

費用の内訳と安く抑えるコツ

イタリア旅行にかかる費用は出発前と現地滞在時にかかる費用に分けられます。
旅行の計画を立てる際、興味のある観光スポットと合わせて、どれくらいの費用が必要かを事前に調べておくと安心です。

まずは旅行前に必要な費用について解説します。

航空券

航空券

イタリアの航空券費用は出発時期や予約のタイミング、利用する航空会社によって大きく異なります。

エコノミークラス利用の場合、東京発イタリア直行便、航空券往復の費用は1人当たり約250,000円〜(閑散期出発の場合の例)が相場です。
航空券代金のほかに燃油サーチャージや空港使用料、諸税などを含みます。

乗り継ぎ便利用の場合、往復料金が約150,000円~と費用を抑えられます。
ただし、イタリア到着まで所要時間が長くなりますので、旅程に無理が生じないように計画しましょう。

予算を抑えたい場合には、夏休みや年末年始などの大型連休は避け、11月~12月前半のローシーズンや乗り継ぎ便を利用してみましょう。

宿泊費

宿泊費

イタリアには価格を重要視したスタンダードホテルから、ロケーションやサービスおよび部屋などトップクラスの最高級ホテルまでさまざまなホテルがあります。

宿泊するホテルによって費用は大きく変動します。
人気の観光地にアクセスしやすい立地や部屋の広さ、朝食付きなど、予算と合わせて希望条件に近いホテルを探しましょう。

【2名1室利用の場合の1泊1名あたり】
スタンダードホテル(2~3つ星):約8,000円~
スーペリアホテル(3~4つ星):約10,000円~
デラックスホテル(4~5つ星):約20,000円~
ラグジュアリーホテル(5つ星):約30,000円~

※宿泊する時期により宿泊代は変わります。

イタリアの宿泊代は、人気都市やバカンスシーズン(6月〜9月)には大きく跳ね上がります。

観光・オプショナルツアー

観光・オプショナルツアーミラノ大聖堂

イタリアにはローマにある世界最大級の美術館「バチカン美術館」や世界遺産「コロッセオ」、水の都ベネチアのゴンドラ乗船観光、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にある「最後の晩餐」鑑賞など訪れたい都市やスポットが豊富です。

イタリアの観光地は、当日券を求める列で数時間並ぶことも珍しくありません。オンラインでの事前予約は必須です。

オプショナルツアーを利用すれば、公共交通機関では行きにくい場所や、予約が取りにくい人気スポットへの入場もスムーズです。日本語ガイド付きのプランを選べば、言葉の壁を感じることなく、現地の歴史や文化を深く味わうことができます。

日本語ガイドと巡る「バチカン美術館 システィーナ礼拝堂入場」は14,800円~

ベネチアの街並みを堪能できる「ゴンドラ乗船券」は8,180円〜

安心の予約入場「最後の晩餐」鑑賞とミラノの名所巡りは20,060円~

主な観光スポットの入場料・予約手数料の合計です。
・ウフィツィ美術館(フィレンツェ)29ユーロ(約5,400円)
・バチカン美術館(バチカン/ローマ)25ユーロ(約4,700円)
・コロッセオ/フォロ・ロマーノ(ローマ)18ユーロ(約3,400円)
・アカデミア美術館(フィレンツェ)20ユーロ(約3,740円)
・ピサの斜塔(ピサ)20ユーロ(約3,740円)


ポケットWi-FiまたはSIM(プラスチックSIM、eSIM)などの通信費

ポケットWi-FiまたはSIM(プラスチックSIM、eSIM)などの通信費費用の目安:1日あたり約1,380円~(Wi-Fiルーター/データ無制限プランの場合)

主流はSIMカードやeSIM、ポケットWi-Fiのレンタルです。
海外ローミングの設定自体は簡単ですが、他と比べると割高になることがあります。

▼海外旅行ならHISのレンタルWi-Fi(外部サイト)HISモバイルのWi-Fi

海外旅行保険

海外旅行保険

海外では日本の保険が適用されず、病院にかかった際には高額な医療費が発生することがあります。
旅行先での怪我や病気等、万が一の事態に備えて海外旅行保険に加入することをおすすめします。

盗難にあった際にも保険が適用されますので安心です。

海外行保険の費用(1人あたり)
1週間:約2,800円~
10日間:約3,500円~

※利用する保険会社や加入プランにより費用は変わります。

クレジットカード付帯の海外旅行保険は補償内容がどのようなものか必ず確認しましょう。

ETIAS申請費用

2026年10月より日本国籍のパスポートでEU諸国に渡航する場合、ETIAS(エティアス)による事前渡航認証の取得が必要となる予定です。
申請費用は7ユーロ(約1,310円)、18歳以下と70歳以上は無料
 ※2026年4月現在の情報です。
【利用条件】
・90日以内の一般的な観光
・短期のビジネス
・目的地に向かうための乗り継ぎ、乗り換え有効期間は3年間で有効期間内であれば何度でも対象国に渡航できます。
申請はオンラインのみ
申請後承認されると「渡航認証許可」がメールで届きます。
承認結果は当日中とされていますが、最大30日かかることもあるため、早めに申請しておくと安心です。

詳しくは、ETIAS公式サイト(外部サイト)でご確認いただけます。

パッケージツアーの費用はどのくらい?

パッケージツアーの費用はどのくらい?

イタリア旅行のパッケージツアーには航空券代と宿泊費に加え、世界遺産を訪れたり、ローマやミラノなど複数都市を周遊するプラン、名物料理の食事付きプランなどさまざまツアーが展開されています。

イタリア旅行は出発から帰着まで添乗員が同行する添乗員同行ツアーが人気です。
言葉や移動の不安を解消できるのはもちろん、全食事付きのプランや主要な観光名所を効率よく巡る行程など、個人手配では実現が難しい充実度の高さが人気の理由です。

例えば、主要都市(ミラノ、ベネツィア、フィレンツェ、ローマ)を巡る8日間ツアーの場合、370,000円~500,000円が相場です。
添乗員同行ツアーの場合には、全食事付きで、430,000円~が相場です。

パッケージツアーの予算に現地でかかる費用をプラスすると予算が立てやすくなります。

▼添乗員同行ツアーをお探しの方はこちら海外航空券とホテルを自分好みにアレンジすれば予算に合わせたオリジナルの旅を楽しむことができます。

イタリア旅行の費用を安くするには?

旅行の時期

イタリア旅行の費用を抑えたい場合は、オフシーズンにあたる11月~2月頃に旅行を計画するのがおすすめです。
イタリアの冬は大変寒く雨が続いたり曇りがちな日が多いですが、観光客が少ないため混雑する人気の観光場所をゆったりと観光できます。

滞在中の食費

イタリア旅行は比較的長期間になるため、滞在中の食費がかさみます。
旅行の醍醐味でもある食事ですが、食費を節約すると費用が抑えられます。
旅行中の何日かをスーパーマーケットの食材で済ませたり、アパートメントホテルに宿泊して食事を自炊すると宿泊費と食費の両方を抑えられます。
※アパートメントホテルとは客室にキッチンや冷蔵庫などの家電製品が設置されているホテルです。

イタリアのスーパーマーケットやストリートフードは日本とは違った食材が並び、ローカルフードをより身近に感じられて楽しいものですよ。

割引や特典を利用しよう

早期割引や学生旅行限定の特典や割引があるツアーもあります。
博物館や美術館などの入場料にも学生料金がありますので、卒業旅行や学生旅行を計画する際にはぜひ利用しましょう。

イタリア滞在中に必要な費用

イタリア旅行前に手続きが必要な費用の次は、滞在時に必要な3つの費用について見ていきましょう。

食事代

食事代イタリアの屋台で提供される焼きたてのピザ費用の目安:1日あたり約6,000円~

イタリアは日本より物価が高めで、人気観光地のレストランでは価格が高めです。1日約10,000円を予算とすると安心です。

レストランでの食事は少し高めに感じますが、食事の味は大変美味しく、満足度はとても高いです。まさに美食の国イタリア。

滞在日数が多く食費を抑えたい場合には、街中の切り売りピザや、スーパーマーケットで食材を調達して現地ならではの物を楽しむのはいかがでしょうか。
日本に比べると量が多い物は、みんなでシェアするのがおすすめです。

・朝食(バーでカプチーノとクロワッサン):約500円〜

・昼食(ピッツェリアや切り売りピザ):約1,500円〜3,000円

・夕食(トラットリアでコース):約6,000円〜10,000円

交通費

交通費ミラノの旧市街中心部を走る、ビンテージ路面電車費用の目安:1日あたり約1,000円~

イタリアの主要都市ではバス、メトロ(地下鉄)、トラム(路面電車)などの交通機関が発達しています。

バス、メトロ(地下鉄)、トラム(路面電車)
100分間の時間制で乗り降り自由:1回券は1.5ユーロ(約280円)、24時間券は7ユーロ(約1,310円)

タクシー:初乗り料金
6時~22時 3ユーロ (約560円)※日、祝日は5ユーロ(約935円)
22時~6時 7ユーロ(約1,310円)

※正規のタクシーに乗車しましょう。
(屋根にTAXIという文字、車体は白色、ドアにローマ市の市章とライセンス番号、会社名が掲示されています。)
乗車後はメーターが稼働しているかも確認しましょう。

鉄道でヨーロッパを周遊したい方におすすめなのが「ユーレイルグローバルパス」です。
ヨーロッパ33ヶ国を周遊でき、乗り降りも自由となっています。

▼ユーレイルグローバルパスについて詳しく見る

お土産・ショッピング代

お土産・ショッピング代費用の目安:約5,000円~

海外旅行では、お土産選びやショッピングも楽しみの一つ。

イタリアのお土産はチーズやワイン、チョコレートやパスタなどの食品類、ベネチアングラスなどの雑貨が人気です。

食品類はスーパーマーケットで調達するのがおすすめです。イタリアならではの物が、比較的リーズナブルに購入できます。パッケージも可愛らしく、お土産として最適です。

ミラノのショッピングアーケード「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」はショッピングだけでなく、おしゃれなレストランやカフェが立ち並びます。
アーケードの天井や床などの装飾も優雅で、建築物の美しさには圧巻です。ぜひ立ち寄りたい場所です。

ショッピングを楽しみたい方はあらかじめ予算を多めに見積もっていくとよいでしょう。

イタリア旅行を予約する前に知っておきたいこと

イタリア旅行を予約する前に知っておきたいこと

イタリア旅行を予約する前にイタリアの基本情報を知っておくと、旅行の計画に役立つかもしれません。

チップは必要?

イタリアはチップの義務はありません。

レストランやバールは席代として1~3ユーロ程サービス代金に含まれている場合があります。
快いサービスを受けた場合やサービスを頼んだときにはお礼として渡すとよいでしょう。

ホテル:ポーターに荷物を運んでもらった際などは、スーツケース1つに付き1~2ユーロ
飲食店:高級レストランやサービス料が含まれていない場合食事代の5~10%程度
タクシー:端数を切り上げる程度

イタリア旅行のベストシーズンはいつ?

イタリア旅行のベストシーズンは春(4月~6月)と秋(9月~11月)です。気候が穏やかで雨もそれほど多くなく過ごしやすい時季です。

春は各地で大規模なパーティーやフェスティバルが開催され、花々が色鮮やかに咲き開き街を彩ります。
秋はぶどうやりんご、栗にきのこなど各地で農作物が収穫期を迎え収穫祭が行われます。
街は木々の葉が黄色に色づき大変綺麗です。

※夏(7月~8月)はハイシーズンのため観光地では混雑が予想されます。

イタリア旅行の安い時期はいつ?

イタリア旅行の安い時期はオフシーズンにあたる11月~2月頃です。

イタリアの冬は大変寒く雨が続いたり曇りがちな日が多いですが、観光客が少ないため混雑する人気の観光場所をゆったりと観光できます。

11月はオペラやコンサートなど文化的イベントやクリスマスマーケットが始まります。

イタリアの治安は?

イタリアの治安は比較的安全です。

しかし、人気の観光地では観光客を狙ったスリや置き引き被害が報告されています。

安全な旅行を楽しむためにも、貴重品は肌身離さず持ち夜は不用意に出歩かないようにしましょう。
外務省の「海外安全情報」も確認するとより安心です。
外務省海外安全ホームページ(外部サイト)

各項目の予算を参考にイタリア旅行を計画しよう

各項目の予算を参考にイタリア旅行を計画しようリグーリア州ポルトヴェネロの港

イタリア旅行は比較的期間が長くなるため、費用の目安を決めて行きたい場所や購入したいもの、食べたいものなどをリストアップして滞在中の過ごし方を考えてみましょう。

▼イタリア旅行をお探しの方はこちら

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