FLYING HONU機影提供:ANA

ANAが成田―ホノルル線で運航している世界最大の旅客機「エアバスA380」をご存じでしょうか。
カラフルな空飛ぶウミガメの飛行機「FLYING HONU(フライングホヌ)」といった方がわかりやすいかもしれませんね。
ANAがハワイ路線専用に導入した、この「FLYING HONU」は、かわいい見た目だけでなく、子ども連れに嬉しい「ANA COUCHii(カウチシート)」や、ハワイの雰囲気あふれるキャビンデザインや機内サービスなど、ハワイ旅行の気分を大いに盛り上げてくれる飛行機です。
この記事では、子連れ旅行やハネムーンでのハワイ旅行に、ANAの「FLYING HONU」がおすすめな理由をご紹介します。

FLYING HONU(フライングホヌ)とは

2019年に初就航したANAのエアバスA380は、日本の会社ではANAが唯一所有する世界最大の2階建て旅客機です。
ANAではこのA380をホノルル線へ導入するにあたり、ハワイらしいデザインを一般から公募しました。
世界中から合計で2,197作品ものデザイン案が応募され、その中から選ばれたのが「ウミガメの家族」をコンセプトに描いた作品でした。

FLYING HONU機内フライトマップもFLYING HONUだけの特別仕様

「ウミガメ」はハワイ語で「ホヌ(HONU)」と呼ばれ、大変神聖な生き物とされています。
ハワイでは、ウミガメを見ることが出来ると幸福や繁栄が訪れるとの伝説があり、古来より広くハワイの人々に愛されてきました。
そのことから「この特別塗装機でハワイへ旅をされるお客様にも幸福が訪れるように」との願いを込めて、特別塗装機の愛称を「FLYING HONU(=空飛ぶウミガメ)」と名付けたそうです。
ANAの空飛ぶウミガメ「FLYING HONU」は全部で3機あり、カラーリングが異なる3機にはそれぞれに名前が付けられています。

ANAブルーを基調とした初号機はハワイの「空」をイメージし、ハワイ語で「空」を意味する「ラニ(Lani)」ハワイの「海」をイメージしたエメラルドグリーンを基調とする2号機は、ハワイ語で「海」を意味する「カイ(Kai)」
そして、鮮やかなサンセットオレンジを基調にハワイの「夕陽」をイメージした3号機は、ハワイ語で「太陽」を意味する「ラー(La)」
おだやかな目をした「ラニ(Lani)」、にっこり笑った顔の「カイ(Kai)」、まつげがチャームポイントの「ラー(La)」と、それぞれに特徴があります。
自分が搭乗する便が、3機の中からどの機体になるのかも、楽しみの一つになりますね。
3機のフライングホヌは、2025年1月現在は下記の便で毎日最大2往復運航されています。

HONU機影 提供:ANA提供:ANA

【FLYING HONU A380運航スケジュール】
NH184便 成田20:25発 → ホノルル8:25着
NH182便 成田21:15発 → ホノルル9:15着(※)

NH183便 ホノルル11:30発 → 成田15:45(翌日)着
NH181便 ホノルル12:40発 → 成田16:55(翌日)着(※)

※NH182便/NH181便は2025年1月11日より、週3往復(火曜・金曜・日曜)での運航。
また時期により発着時刻や運航日は変更となる場合もあります。

乗った瞬間からハワイを感じる機内

エコノミークラスキャビン 提供:ANA客室後部の壁面にハワイの青空が! 提供:ANA

世界最大の2階建て旅客機A380、ANAで運航する「FLYING HONU」ではファーストクラスが8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミー73席、
エコノミークラス383席のゆとりある520席仕様です。

ハワイを代表する花「プルメリア」の髪飾りをあしらったCAさんに迎えられて機内へ、そこには乗った瞬間からハワイを感じる演出が!
ボーディングミュージック(機内のBGM)には、ゆったりしたリズムのハワイアンミュージックが流れ、客室の壁面はハワイの青空や夕景な、海をイメージしたアートが彩ります。

FLYING HONU機内照明 提供:ANAハワイの虹をイメージしたFLYING HONUの機内照明 提供:ANA

機内の照明はシチュエーションにあわせて、夕暮れや星空、朝焼けなど様々な色彩やパターンに変化します。
特に注目したいのが「ハワイの虹をイメージしたライティング」です。
赤・オレンジ・黄・緑・青・紫・・・とグラデーションする虹のライティング、ハワイはレインボー・ステイト(虹の州)とも呼ばれるほど、虹はハワイにとって幸運の象徴です。
一般的に7色で表現される虹ですが、ハワイでは6色で表現され、ハワイの神様メネフネによって集められた、ハワイを象徴する色と伝えられています。

FLYING HONU機内紙コップにもHONUがデザインされている!

機内を見渡してみると、ちょっとしたところにもプルメリアやホヌのシルエット、サーフボードなどが。
随所にハワイを想像させるグラフィックがあり、機内で「隠れハワイ」を探す楽しみも?

エコノミークラスも含めた全席に装備されている個人用モニターにもハワイの景色が映し出され、心躍る演出にあふれています。

FLYING HONU機内個人用モニターにもハワイらしい風景やイメージが。

家族旅行・子連れ旅行におすすめ「ANA COUCHii(カウチシート)」

家族3人でビーチ日本の航空会社で初導入されたカウチシート「ANA COUCHii」は、隣り合う3席または4席を1組とし、レッグレストを上げるとベッドのように利用することができる画期的なシートです。

カウチシート「ANA COUCHii」は、エコノミークラス後方6列(71~76列目)に設定され、ヘッドレストカバーがグリーンになっている座席です。
A380「FLYING HONU」のエコノミークラスは、窓側に3席、中央に4席並びにて、4席を1組とする場合は中央部分となります。
エコノミークラス運賃への追加料金で利用でき、手頃な料金ながら足を伸ばして寛いだり、子どもにとっては靴を脱いで寝転んだりできるので、小さな子ども連れの家族旅行におすすめ!

カウチシート 提供:ANA提供:ANA「ANA COUCHii」では、カウチシート専用の寝具(敷きパッドや枕)も用意してくれるので、ただ横になれるだけでなく、より快適な眠りにつくことができます。
カウチシート専用のシートベルトも準備されているので、横になって寝る際にも安心です。
なにより、前の席との隙間がないため、寝返りをうっても下に転げる心配がありません。

このカウチシート「ANA COUCHii」は1名から利用可能で、次のような利用パターンと料金が設定されています。
追加料金は1区間、1組あたりの金額(4名で利用する場合は4名1組での金額)です。

利用人数4人席(中央席)3人席(窓側席)
4名で利用する場合
大人2人+子ども2人
13,000円(130 米ドル)【ローシーズン】

13,000円(130 米ドル)【ハイシーズン】

3名で利用する場合
大人2人+子ども1人
大人1人+子ども2人
24,000円(240 米ドル)【ローシーズン】

54,000円(540 米ドル)【ハイシーズン】

9,600円(96 米ドル)【ローシーズン】

9,600円(96 米ドル)【ハイシーズン】

2名で利用する場合
大人2人
大人1人+子ども1人
56,000円(560 米ドル)【ローシーズン】

176,000円(1,760 米ドル)【ハイシーズン】

20,000円(200 米ドル)【ローシーズン】

50,000円(500 米ドル)【ハイシーズン】

1名で利用する場合
大人1人
98,000円(980 米ドル)【ローシーズン】

258,000円(2,580 米ドル)【ハイシーズン】

62,000円(620 米ドル)【ローシーズン】

172,000円(1,720 米ドル)【ハイシーズン】

利用人数は、大人・子ども・幼児が対象で、座席を使用する幼児は人数に含みますが、座席を使用しない幼児は人数に含みません。

※金額は2025年1月現在のものです。
※ハイシーズン・ローシーズンの時期や区分、その他利用に際しての諸条件など、最新情報はANA SKY WEBでご確認ください。
 

カウチとは…
元々は、背もたれに対して座面の部分が長く、寝転がることができるソファタイプの椅子のこと。
横になって寛げる簡易ベッドとしての役割もあるので「寝椅子」とも呼ばれます。
 多目的ルーム 提供:ANA 1階席後部の多目的ルーム 提供:ANA

更に、小さな子ども連れの家族旅行に嬉しいポイントは、カウチシート「ANA COUCHii」に近い1階後方に設置されている「多目的ルーム」です。
お手洗いとは別の「個室」が用意されており、個室内にはソファーと洗面台、赤ちゃんと一緒の旅行に便利なオムツ交換台が用意されています。
これまではお手洗いで行っていたオムツ替えや授乳などを、広さに余裕ある個室で安心して利用できるのは、乳幼児が一緒のハワイ旅行を楽しむうえで重要な要素と言えるでしょう。
また「多目的ルーム」は子ども連れ旅行でなくても、ハワイでのバカンスを楽しむためにアロハシャツなどのリゾートウェアへ着替えたり、メイクアップなどでも利用できます。
こうしたプラスαのサービス設備を設置できるのも、超大型機エアバスA380ならではです。

多目的ルームのピクトグラム多目的ルームを利用するときは、ドアに示されているピクトグラムにも注目ですよ!

ANAホノルル路線はチャイルドミールも楽しい♪

これはカウチシート「ANA COUCHii」や「FLYING HONU」限定ではありませんが、日本発ホノルル行きのお子様向け特別機内食(チャイルドミール)は、キャラクターをあしらった、いわゆる「デコ弁」!
チャイルドミールは日本発だけでなく、ホノルル発も含めた往復でオーダー可能です。
子ども達のテンションが上がること間違いなしでしょう♪

※チャイルドミールは、2才から5才までのお子様向けのお食事です。
※ご搭乗便出発予定時刻の24時間前までの予約が必要。

「FLYING HONU」でハネムーンならビジネスクラスのここがポイント!

couple_romantic_dancing_love_-leisure憧れのハワイで挙式またはハネムーンを!という方にも「FLYING HONU」がおすすめです。
人生の一大イベントですから、奮発してビジネスクラスを利用してみては。

「FLYING HONU」に装備されているビジネスクラスは、フルフラットシートを互い違いに配置(スタッガードシート配列)した「ANA BUSINESS STAGGERED」
窓側席も含めて、どの席からでも直接通路に出ることができる、全席が通路側というスタイルで話題になったシート配列です。

ここで「互い違いに配置した座席が、なぜハネムーンにおすすめなのか?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

「FLYING HONU」は違います。

リゾート路線であるハワイ線専用の「FLYING HONU」では、これまでの「ANA BUSINESS STAGGERED」から配列を変更。
中央席の偶数列(6・8・10…18までの7列分)にペアシートを採用しました。FLYING HONU機内 ANA BUSINESS STAGGERED A380のペアシート 提供:ANAこのペアシートは座席部分を中央に寄せてぴったりと隣接しているので、スタッガードシート配列であっても離れて座ることがありません。
また、サイドテーブルが通路側となっているので、個室ではないものの「ふたりだけのプライベートな空間」となっているのがポイントです。

長いフライトでは、時にはそれぞれの時間を楽しみたい時もあると思います。
そんな時には、2席の間にある「可動式パーティション」で仕切ることも可能です。
LEDパーソナルライトや、ユニバーサルタイプのPC電源、USBポートもサイドテーブル部分に備わっているので、なかなか眠れない時でも隣に気兼ねなく、スマホで動画を楽しんだりも。

就寝時はもちろん、フルフラットになるベッドシートなので、ハワイでのバカンスを楽しむためにゆっくりと体を休めることができます。

口コミでも好評なフライングホヌ

「FLYING HONU」にこれから搭乗してみたい!実際の印象はどうだろう?と思ったら『HIS航空会社✐クチコミ情報サイト』を見てみましょう。
※過去に寄せられた『HIS航空会社✐クチコミ情報サイト』から一部抜粋して掲載しています。
人物アイコン50代女性OK②
60代女性
さすがです
往復ホヌ柄の1号機、一歩足を踏み入れたら、ハワイアンが流れていて、客室乗務員の方も髪にプルメリアを付けていたりと気分あげあげ、食事も美味しくデザ―トには有名高級アイス。
レイとホヌのぬいぐるみを持ち記念写真を写してくださったり..
ANAさんで良かったなと思いました。
人物アイコン40代女性OK
40代女性
FLYING HONUは最高でした!
今回初めて成田―ホノルル間で往復HONUを利用しました。
これまで様々な航空会社を利用しましたが、また乗りたい!と思ったのは初めてです。
エコノミーはある程度の窮屈さは仕方ないと諦めてましたが、座席スペースの広さ(特に窓側の空間)は感動しました。
機内食は品数も多く味も量も十分満足でした。
エンタメも飽きる事なく(見たいものが多く眠るのがもったいない位)、トイレもいつも清潔に保たれていました。
次回もぜひ利用したいです。
人物アイコン60代女性OK
60代女性
安心のANA
4年ぶりのハワイでしたが、今回はANAにしました。
機内食も美味しく提供のタイミングもよく毎回美味しくいただきました。
有名店の出汁を使ったスープ美味しかったです。
フライングホヌも可愛く孫たちも大喜びでした。
人物アイコン30代女性OK
30代女性
最高です
憧れのフライングホヌに乗りました。
カウチシートを利用しましたが、3歳の子供はベッドのように足を伸ばして眠ることができ、また大人もあぐらをかいたり伸ばしたりなど色々な体勢をとることができたので疲れませんでした。
テレビのタッチパネルは多少反応が悪いことがありましたが、気になるほどではありませんでした。
接客良し、機内食でプレミアムビールに有名高級アイスは嬉しすぎ、清潔感のある機内、次回も絶対フライングホヌでハワイに行きたいです!!
人物アイコン50代男性OK
50代男性
エアバス初搭乗
今回で4回目のハワイ、前回までは他社を利用していたが、今回はANAのエアバスにしました。
エコノミーでも、シート間が広く快適な座席でした。
大型なのでサービスに時間がかかるのかと思っていたが、食事もドリンクも遅滞なく提供され、非常に快適な空の旅でした。
ただ1点だけ、帰りの便のモニターの調子が少し良くなくて、反応が遅れる感じだったことだけ、残念でしたが、次回のハワイ旅行とANAのエアバスで行こうと、家族全員が満足し、楽しい旅行になりました。
人物アイコン50代女性OK①
50代女性
フライングホヌのファーストは想像以上に良かった
ホノルルまでファーストクラスはあまりなく、ANAのフライングホヌのファーストクラスを初めて利用しました。
個室になってベットのように寝れるのが、やはり体の負担が少なく楽でした。
次回も利用したいです。
✈他にはどんな口コミがある? また、実際に搭乗してみた感想などをシェアしてみませんか?

まとめ

FLYING HONU機影空港でひときわ目立つ大きな飛行機「FLYING HONU」を前に、喜々として目を輝かせて眺める子どもたち。
これから搭乗する「FLYING HONU」を背景に、これから向かうハワイでの日々に心躍らせながら記念撮影をするカップルたち。「FLYING HONU」でのハワイ旅行は日本人とっての「憧れのハワイ」に、また新たな楽しみを加えてくれました。

さぁ、次のハワイ旅行は誰と行きますか?
子供たちを連れだって、家族揃って、大切な人と一緒に・・・それぞれの思いを込めてのハワイへの旅立ち。
HISでは、新宿・横浜・大阪・札幌に、ハワイのスペシャリストが揃った「HIS Hawaii専門店・専門デスク」があります。
様々なスタイルにあわせたハワイ旅行のプランをご用意して、皆さんの「こんなハワイ旅行を楽しみたい!」にお応えします!

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