今回は、HIS社員が実際に体験した「南米一人旅」のリアルな旅行記をお届けします。行き先は、地球の裏側であるブラジルとボリビア。熱狂のリオのカーニバルから大迫力のイグアスの滝、そしてウユニ塩湖まで、南米の魅力と絶景を駆け抜ける旅です。旅のスタイルは、リュック一つで身軽に巡るバックパッカーです。「南米の一人旅って危なくないの?」「ウユニ塩湖のリアルな体験談が知りたい!」という方、必見です!

HISスタッフ【今回聞いた人】K.Mさん
海外のツアー企画担当
32カ国を旅したベテランバックパッカー

7kgのバックパックに荷物を詰めて出発

リオのカーニバル今回の旅の最大の目的は「リオのカーニバル」

今回の旅路は、羽田空港からドバイを経由し、ブラジルのリオデジャネイロ(アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港)を目指します。エミレーツ航空のEK313便(0:05発~6:55着)、EK247便(8:05発~15:55着)と乗り継いで向かいます。

航空券はボリビアまでの南米内路線も含めて約35万円でした。カーニバル時期ならではの強気な価格ですが、今回の旅の最大の目的はまさに「リオのカーニバル」!南米内の移動でLCCを利用する際、預け入れ手荷物を追加すると総額で約8万円もかかるとのこと。そこで今回は、全行程を機内持ち込みサイズのバックパック1つ(約7kg)に集約し、身軽に出発します。

K.Mさん流【バックパッカー持ち物リスト】

  • 靴は2足:履き慣れたスニーカーと、現地で大活躍のビーチサンダル(現地で処分して帰る予定!)
  • 衣類は最小限:Tシャツ2枚、ズボン2枚、下着3日分、靴下4枚、防寒用の軽量ダウンジャケット
  • 消耗品:化粧水などは100円ショップの小分けケースへ。タオル1枚(現地で処分します!)
  • 小物:モバイルバッテリー(3回充電可能タイプ)、世界対応変換プラグ、イヤホン

  • 「足りなくなったら現地購入!」という身軽さこそが、予測不能な南米を生き抜く最大の武器になります。消耗品が減って軽くなった分は、お土産(マグネットや絵葉書)を入れて帰るという計算し尽くされたパッキングです。

【ブラジル・リオデジャネイロ】リオのカーニバルとキリスト像

ここからK.Mさんの行程をご紹介します。
夕方に無事リオへ到着し、配車アプリのUberを利用してバックパッカー宿へ。リオの空港にはUber専用の乗り場が設けられていたため、到着後も迷うことなくスムーズに乗車できました。
夕食は宿の近くで済ませ、その後、以前の旅で出会った日本人の旅仲間たちと合流です!

22時から翌朝5時まで続く!色彩と爆音の「リオのカーニバル」(1日目)

リオのカーニバルのイメージリオのカーニバル(※イメージ)

街中はお祭り騒ぎですが、実はリオのカーニバルのメインパレードは巨大な専用会場「サンボドローム」で開催されるため、チケットがないと入場できないクローズドなイベントなのです。メインパレードは、2部リーグが2日間、1部リーグが3日間と続き、その後チャンピオンパレードが1日開催されます(※2026年現在)。今回「最も盛り上がる1部リーグ(スペシャルグループ)のパレードを見るため、その日程に合わせてリオの滞在日を選んだ」というK.Mさん。
会場の席は13のブロックに分かれており、1日目はセクター12のチケットを運良く現地で入手!(※現地でのチケット購入はトラブルやリスクも多いため、おすすめできません。)会場の隅のブロックではありましたが、初日の熱気に圧倒されました。

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
最後のチャンピオンパレードももちろん盛り上がりますが、すでに順位が決定しているため、毎年観戦している地元の人たちは途中で帰ってしまうこともあるそうです。その点、1部リーグはまさに順位を競う本番の期間なので、一番盛り上がります!

パレードが始まるのは22時。花火と共にスタートし、幻想的な光景が翌朝の5時過ぎまでノンストップで繰り広げられます。チームが入れ替わるインターバル中も、ドローンショーや清掃員による名物パフォーマンスが行われるなど、観客を一切飽きさせません。

明け方まで満喫した後は、会場から徒歩15分のバックパッカー宿へ無事帰還。帰りのUberやバスは大混雑で絶望的に捕まらないため、徒歩圏内に宿をとっていて大正解でした!
シャワーを浴びるやいなや、休む間もなく2日目の観光へと繰り出した、タフでバイタリティあふれるK.Mさんでした。

コルコバードの丘 キリスト像(2日目)

キリスト像 リオデジャネイロのシンボル コルコバードの丘のキリスト像
キリスト像< 青空を背景にしたキリスト像(K.Mさん撮影)
キリスト像< キリスト像と手をつないだかのような写真(K.Mさん撮影)

一睡もせずUberで向かったのは、リオの象徴「コルコバードの丘」。リオデジャネイロの中心部、チジュカ国立公園内に位置する標高710mの山で、山頂から巨大なキリスト像が街を見下ろす絶景スポットです。1922年のブラジル独立100周年を記念して建設が始まり、1931年に完成したこの像は、高さ約38mにもおよび、街を見守る平和と慈悲のシンボルとなっています。

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
入場チケット(約7,500円)は日本円で決済できるウェブサイトを利用して日本出発前に事前予約を済ませておきました。現地窓口なら半額ほどで購入できますが、カーニバル期間の混雑によるタイムロスを避けるため、今回は貴重な時間と安心を優先しました。
さらに「午前中でないと逆光になる」という事前リサーチに基づき、朝一番の枠を確保しました!しかし、9時のチケットでも、列に並んで実際に入場できたのは10時過ぎ。やはりこの時期は混雑していました。

専用の登山列車に揺られてたどり着いた山頂では、計算通りの完璧な光線の中で、大迫力のキリスト像をベストショットで写真に収めることができました。

コパカバーナビーチで名物シュラスコ

コパカバーナビーチ世界遺産コパカバーナビーチ

その後、Uberで20分ほど移動し、世界遺産の「コパカバーナビーチ」へ。このビーチは、ブラジル・リオデジャネイロを代表する全長約4kmの白砂ビーチであり、2012年に世界遺産に登録された南米屈指の観光名所です。カーニバル期間中で人が多く、あいにく自慢の白い砂浜はあまり見られませんでしたが、昼食はブラジル名物のシュラスコを堪能!豪快なお肉を心ゆくまで味わい、賑わうビーチでゆったりとした時間を過ごしました。治安が悪いと噂されるリオですが、ビーチは活気にあふれ、まさに楽園のような心地よさでした!

世界遺産「ポン・ヂ・アスーカル」でリオを一望

キリスト像 リオを一望できるポン・ヂ・アスーカル(K.Mさん撮影)
キリスト像< ポン・ヂ・アスーカルからの夜景(K.Mさん撮影)

夕方に訪れたのは、巨大な岩山がそびえる世界遺産の一部「ポン・ヂ・アスーカル」。コルコバードの丘に佇むキリスト像や、コパカバーナビーチの美しい海岸線と街明かりを一望できる、リオデジャネイロ屈指の絶景スポットです。ロープウェイで頂上へ向かいます。沈みゆく太陽に照らされたリオの街並みと、遠くに立つコルコバードのキリスト像。その神々しい景色を眺めながら、弾丸2日目の濃密な時間は過ぎていきました。

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
ロープウェイのチケット(約5,900円)は、日本出発前に事前予約をしていました。17時の予約でしたが、16時から1時間並んでも列が全く動かないという予想外の事態に!このままでは、美しい夕景から夜景へと変わる貴重な時間を逃してしまう……。意を決して現地のスタッフに直接交渉し、事情を説明してなんとか17時台の列へ案内してもらうことができました。

気合の本番!ブラジルカラーで染まる「リオのカーニバル」(3日目)

リオのカーニバル大迫力のリオのカーニバル(※イメージ)

3日目は、今夜のリオのカーニバル鑑賞のチケット(約22,000円)を日本出発前に事前手配しておいたので、夜に備えてゆっくり起床。コパカバーナビーチ周辺で地元のスーパーやマクドナルドをのぞきながら、現地の空気を肌で感じて街歩きを楽しみました。
午後は、いよいよ本番に向けて自分自身をブラジル仕様にアップデート!ブラジルカラー(イエロー&グリーン)の服を1,000円で購入し、約2,500円で髪をバッチリ編み込んでもらって気合十分です。

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
今回の座席はセクター4(会場の中央付近)。初日のセクター12と比べると、パレードの見やすさが格段に違いました!カーニバルのチケットは偽サイトなども多く、高額な代金を支払ったのに発券も返金もされないという被害に遭う人もいるようです。予約には十分な注意が必要ですが、今回はSNSで昨年参加された方にコンタクトを取り、事前にしっかりと情報収集を行ったうえで無事に入手できました。また、現地でのチケット購入はトラブルのリスクが高いため、おすすめできません。実際、路上でダフ屋と観光客が激しく揉めているトラブルも目撃しました。事前購入がおすすめです!

会場全体を1~13のブロックに分けた際、中央に位置する「セクター4~7」が最も見応えのあるエリアという情報を聞いて、今回はあえてこのエリアを狙ってチケットを入手したK.Mさん。22時、花火の轟音と共にパレードがスタートします。視界を埋め尽くす巨大な山車、そして会場全体を物理的に揺らす打楽器隊の地響き。翌朝まで続くその圧倒的な熱気に包まれた時、3年前から緻密に計画してきた長年の夢がついに現実のものとなったのです!

リオのカーニバル観戦などオプショナルツアーはこちら |海外オプショナルツアー予約【HIS】

SNS映えのセラロン階段(4日目)

セイロンの階段 ブラジル仕様のK.Mさんとセイロンの階段
セイロンの階段< カラフルで写真を撮りたくなるセイロンの階段

前日夜から翌朝まで続いたパレードが終わり、カーニバル終了後はタクシーが捕まらず、会場から徒歩50分ほどかけて、カラフルなタイルがSNS映えする「セラロン階段」へ向かいました。ラパ地区とサンタ・テレサ地区を結ぶこの名所は、チリ出身のアーティストであるホルヘ・セラロン氏が、タイルで自宅前の階段を装飾し始めたことがきっかけで誕生しました。現在215段の階段には、約2,000枚ものカラフルなタイルが敷き詰められています。世界中から集められた色とりどりのタイルの中には、なんと日本の「阪神タイガース」のタイルも隠れているのだとか!訪れた際はぜひ探してみてください。

この後は、世界三大瀑布の1つである「イグアスの滝」へ向けて出発です!

【治安には十分注意が必要】

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
滞在中に出会った日本人女性が、Uberを呼ぼうとスマートフォンを出した瞬間に強奪されたという、恐ろしい体験談も耳にしました。カップルを装った2人組に近づかれ被害に遭ったそうで、2~3人が連携して犯行に及ぶケースが多いようです。私自身も、街中で動画を撮影しているだけで、地元の方から「危ないからスマートフォンをしまって!」と真剣に注意される場面がありました。南米旅行中は、常に周囲への十分な警戒が必要です!

【イグアスの滝】ブラジル側とアルゼンチン側~悪魔の喉笛とずぶ濡れボートツアー

イグアスの滝イグアスの滝 ブラジル側の遊歩道

4日目、リオを観光した後は、ラタム航空を利用して、通称「フォズ」と呼ばれるイグアスへ移動しました!リオデジャネイロ・ガレオン国際空港からフォス・ド・イグアス国際空港へ、LA3290便(14:25発~16:30着)でのフライトです。

到着後は、現地の路線バスでホテルへ向かいました。運賃は日本円で約150円。クレジットカードのタッチ決済がスムーズに利用できた一方で、現金での支払いは不可でした。

この日は移動日だったため、徒歩10分ほどのスーパーで夕食の買い出しを済ませ、明日のイグアスの滝観光に備えてホテルでゆっくりと食事を楽しみました。周辺のお店は23時ごろまで営業しているところが多く、治安の悪さは特に感じませんでした。

国境を越えてアルゼンチン側へ!轟音の「悪魔の喉笛」とスリル満点ボートツアー(5日目)

トロッコ列車 アルゼンチン側のトロッコ列車に乗って「悪魔の喉笛」に向かう
悪魔の喉笛< 大迫力 アルゼンチン側の「悪魔の喉笛」

5日目は、世界遺産にも登録されているイグアスの滝の観光です!

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
今回は現地のツアーサイトで予約した、便利な送迎付きのオプショナルツアーに参加しました。朝6時頃に宿泊先のホテルまで直接迎えに来てくれるため、早朝の出発でも安心です。ツアーバスを利用することで、1日で効率よくブラジル側とアルゼンチン側の両方から、世界最大級の滝を制覇できます!この日は天候に恵まれ見事な晴天でしたが、気温は約38度まで上昇!さらに湿度も高く、熱帯ならではの強烈な暑さでした。

まずはバスでアルゼンチン側を目指します。国境となる川を越えると、そこはもうアルゼンチン!プエルト・イグアス市の入域料(環境税)を支払うため、途中で一度バスを下車します。手続きを済ませて再びバスに揺られ、アルゼンチン側の観光スタート地点に到着です。
押し寄せる水の塊は、まさに圧巻の一言です!イグアスの滝最大のハイライトである「悪魔の喉笛」は、その轟音があたかも悪魔の唸り声のように聞こえることから名付けられたそうです。

昼食はツアー指定のレストランでビュッフェを堪能。お値段は約3,000~4,000円と、なかなかの観光地価格でした。

イグアスの滝は、約20%がブラジル側に、約80%がアルゼンチン側に位置しています。ブラジル側からはアルゼンチン側を含めたイグアスの滝の全体像を見渡すことができ、最大のハイライト「悪魔の喉笛」は、主にアルゼンチン側から大迫力で観賞できます。ブラジル側が「滝の全景を楽しむ」場所であるなら、アルゼンチン側は「滝そのものの圧倒的な迫力に飲み込まれる」場所と言えるでしょう。

ブラジル側へ

イグアスの滝ブラジル側から見たイグアスの滝

アルゼンチン側を満喫した後はブラジル側へ戻り、いよいよこの日のメインイベントである大迫力の「ボートツアー」に参戦です!ライフジャケットをしっかりと着用し、ゴムボートで滝の直下へと猛スピードで突っ込んでいきます。

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
全身びしょ濡れになりながら、壮大なイグアスを体感できました。「スリル満点」という言葉すら生ぬるく感じるほど!バケツを力いっぱいひっくり返したような激しい水しぶきの中、参加者たちは必死に手すりにしがみつき、思わず叫び声を上げてしまいます。屈強な大人たちでさえ、震え上がるほどのアドベンチャーでした。GoProを回して撮影に挑んだものの、あまりの揺れとスピードに、もはやスリルを通り越して恐怖すら覚えるレベルでした!

イグアスの滝のオプショナルツアーはこちら |海外オプショナルツアー予約【HIS】

【南米旅行の鉄則!水は大手スーパーで】

大興奮のボートツアーを終え、ホテルに戻りました。心地よい疲労感に包まれたイグアスでの夕食は、現地のスーパーマーケットで調達です。チキンやヨーグルト、フルーツをたっぷり買い込み、ホテルでゆっくりと食事を済ませます。これなら安上がりで栄養も満点です。

HISスタッフHISスタッフK.Mさん
飲料水は必ず、大手スーパーで未開封のものを選ぶことが鉄則です!個人経営の小さな店では、一度キャップが開けられたボトルが平然と売られていることもあるそうです。どこから汲んできた水かが分からず、深刻な体調不良の原因にもなりかねないため、現地でのミネラルウォーター選びには十分な注意が必要です。

【ボリビア・ウユニ塩湖】~高山病と奇跡の絶景~

ウユニ塩湖鏡張りの絶景 ウユニ塩湖

6日目は、いよいよウユニへ向けて出発です!この日は移動日となるため、早朝に空港へ向かい、5:00発のLCC「ゴル航空」でブラジルのフォズ(フォス・ド・イグアス)を出発。サンパウロでの乗り継ぎを経て、ボリビアのビルビル国際空港へ。さらにそこから国内線を乗り継いで、ようやくウユニへの経由地である、標高約3,600mに位置するラパスへと到着しました。

標高3,600mのラパスで高山病の洗礼!録音必須のタクシー交渉(6日目)

ここで旅のハプニング発生、ビルビル国際空港からラパスへの便が4時間の遅延……。本来は16時過ぎに到着予定でしたが、実際に着いたのは20時を回っていました。
空港での長時間待機、そして飛行機への搭乗を3回も繰り返して、ようやくたどり着いた標高約3,600mの地。ここでK.Mさんを深刻な高山病が襲います。胸の痛み、手足のしびれ、割れるような頭痛……。それでも、事前予約していた23:00発のウユニ行き夜行バスに乗らなければなりません。

Uberが捕まらず、やむを得ず流しのタクシーに乗車することになったK.Mさん。その際、「料金交渉のやり取りをスマートフォンで録音し、先払いをする」ことを徹底したそうです。悪質な過剰請求や「言った・言わない」のトラブルを未然に防ぐ、バックパッカーならではの優れた危機管理能力です。無事バスターミナルに到着し、いざウユニへ向けて出発します!

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
この日は長時間移動が重なるスケジュールだったため、日本出発前に予約して確保しておいたのは、ラパス~ウユニ間を結ぶ中でも最高ランクのバス会社「Todo Turismo(トド・トゥリスモ)」の座席。運賃は約9,100円と一般的なバスの2倍ほどの料金ですが、車両は豪華な2階建てで、1+2列で配置された座席は広々と快適そのもの。長距離移動の疲労を和らげるためにも、事前予約しておいて大正解でした。

バスターミナルでは、「高山病に効くから」とコカ茶をサービスでいただけたものの、この時のK.Mさんはすでに手足と顔にピリピリとしたしびれが出るほどの重症。高山病になる前に飲んでいれば効果が期待できたのかもしれませんが、すでに激しい症状に苦しんでいた状態では、まさに焼け石に水でした。食事サービス付きの快適なバスだったものの食欲は一切湧かず、高山病のつらい症状に耐え続ける10時間半の過酷な移動となりました。
※コカ茶の日本への持ち込みは法律で固く禁じられているため、必ず現地で消費してください。

高山病の苦しみと「奇跡の鏡張り」と星空(7・8日目)

ウユニ塩湖日の出 ウユニ塩湖の日の出
ウユニ塩湖 ウユニ塩湖
ウユニ塩湖星空 ウユニ塩湖の星空とK.Mさん

一晩の長距離移動を経て、翌朝7:30に無事ウユニへ到着!まずはウユニの中心地にもほど近い、バックパッカー御用達の人気ホステル「ピエドラブランカ」にチェックインします。ホステルに荷物を預けた後は、今回の旅最大の目的である「ウユニ塩湖ツアー」を申し込むため、日本人旅行者にも有名な「Hodaka Mountain Expedition(通称:ホダカ旅行社)」へ向かいました。

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
ウユニの街からウユニ塩湖までは、車で約1時間かかります。現地へアクセスする方法は、現地で4WD車をチャーターするか、現地の旅行会社で申し込むか、あるいは日本から現地発着ツアーを申し込むかの3択です。
日本人旅行者に大人気のホダカ旅行社がユニークなのは、ツアーの申込が現地でのみ可能である点。予約管理もPCで行うのではなく、柱に貼ってある紙に鉛筆で自分の名前を書いてお金を払えば予約完了(支払いは現金のみ)。名前を書く欄が埋まったらその日は満席という、非常にシンプルでアナログなシステムです。

無事に翌日の「ワンデーツアー(約8,673円)」と「星空と日の出ツアー(約6,000円)」の予約を完了することができました。
しかし、体調は悪化する一方。「出発前に体調不良の様子を見せていると、ツアーの催行会社から止められて参加できなくなる」という噂を聞いたK.Mさんは、焦る思いで現地の薬局へ駆け込み、高山病の薬を購入しました。

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
わずか3粒で2,000円と高価でしたが、1粒飲めば15分後に手がしびれ始め、その後スーッと胸の圧迫感と頭痛が和らぎます。8時間に1錠飲めるので、1箱あれば1日もちますが、薬が切れると再び胸や頭に激痛が走る「だましだまし」の状態が続きました。胸の苦しさから2日間ほぼ何も食べられず、喉を通るのは飲み物と、ホテルの朝食会場にあったブドウとスイカのみ。32カ国旅してきて、一番きつかったです……。

高山病の根本的な解決策は「標高を下げること」しかなく、ホステルの方から「万が一意識障害が出たら、すぐにクリニックへ搬送するからね」と言われるほどの危機的状況でした。そんな極限状態のK.Mさんに、翌日、ウユニ塩湖で旅の神様が微笑みます!なんと到着の3日前まで全く雨が降っていなかったウユニに、ベストなタイミングで恵みの雨が降り、塩湖には完璧な「鏡面世界」が出現!体調の悪さを一瞬忘れさせてくれるほどの、あまりにも幻想的で美しい絶景が広がっていました。
その後、夕方から体調が再び悪化してしまいましたが、翌日2:30からの「星空と日の出ツアー」にも満身創痍の状態で参加。漆黒の夜空に瞬く満天の星々が静かな水面に反射する光景は、生涯忘れることのない神々しい宝物となりました。

※現地の薬は体質により合わない場合があるため、日本からの常備薬持参や、症状が重い場合は無理をせず医療機関を受診することをおすすめします。

ウユニ塩湖のオプショナルツアーはこちら |海外オプショナルツアー予約【HIS】

ウユニ予備日 回復の兆しと、ウユニの「塩」との格闘(8日目)

ウユニの街売っている小物も、装飾もかわいらしいウユニの街

ウユニならではの旅行者の悩みが、服が塩分で真っ白になってしまう「塩問題」です。ここで大活躍するのが現地の洗濯屋さん!ドミトリーでは排水管が詰まる危険があるため洗濯禁止ですが、街中には重量制で料金を計算してくれる「塩対策」にぴったりな洗濯屋さんが充実しています(クレジットカード決済も可能)。夕方に出すと20:00にはふかふかに仕上がりました!

そしてここで、ついに食欲が完全復活!久しぶりに覚える心地よい空腹感を抱えて散策した地元の市場で、名物の「リャマ肉」に挑戦しました。

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
目の前で解体されているワイルドな光景には思わず圧倒されましたが、実際に食べてみると脂身が少なくて癖もなく、意外にも食べやすかったです!

ウユニを無事に出発するための準備も怠りません。バスターミナルへ向かい、ラパスまでのチケットを購入しました。選んだのは「Trans Panasur(トランス・パナスール)」というバス会社で、運賃は約5,000円。リーズナブルな価格設定である分、往路で利用した「Todo Turismo」とは異なり、軽食などの食事サービスはありません。また、途中の休憩がなくノンストップで走り続けるスタイルのため車内のトイレ利用が必須となりますが、トイレットペーパーは備え付けられていないため「水に流せるポケットティッシュ」は必携です!

【ラパス観光とニューヨークの乗り継ぎ】

混沌と絶景の街、ラパスを遊び尽くす(9日目)

美しいラパスの夜景美しいラパスの夜景

9日目、ウユニからバスで再びラパスへ戻った頃には、体調もすっかり回復していました。ラパスのバスターミナルは、ペルーやウユニなど各地への便が集結する、活気にあふれたスポットです。
現地で出会った日本人旅行者と一緒に「月の谷」と呼ばれる神秘的な奇岩地帯を観光した後は、昼食をとるため日本人バックパッカーのオアシス的存在である「レストランけんちゃん(通称:ケンちゃん食堂)」へ。日本のクオリティそのままの本格的なラーメンが、病み上がりの身体に心地よく染み渡ります。店内に置かれた「旅の足あと帳」には、歴代の日本人旅行者たちによるネットにはないリアルな情報が詰まっており、まさに貴重な情報源です!
その後は、カラフルな傘が頭上を彩る「魔女市場(魔女通り)」をゆっくりと散策しました。

ラパス観光のハイライトは、市民の足であるケーブルカー「ミ・テレフェリコ」。10以上の路線(ライン)が街中に網の目のように張り巡らされており、1回の乗車料金はわずか3ボリビアーノ(約70円)でした。これに乗るだけで、標高差のあるラパス独特のすり鉢状の街並みを一望できる、最高の大パノラマが広がります!

HISスタッフHISスタッフ K.Mさん
特に夜景の美しさは言葉を失うほどです。手軽に最高に贅沢な空中散歩を楽しめるスポットですので、ラパスを訪れた際はぜひ体験してみてください!

夕食はあえてローカルな雰囲気が漂う街中の屋台へ。薄切りの肉にライス、ポテト、キャベツがどっさりと盛られたボリューム満点の一皿(約300円)を注文しました。素朴ながらもボリビアの日常の味をしっかりと堪能できる、心も体も満たされる大満足の一食となりました。

弾丸ニューヨークの乗り継ぎ、そして帰国へ(10日目)

ニューヨークのタイムズスクエアニューヨークのタイムズスクエア

10日目、3:00に空港へ到着。帰路はアメリカ・ニューヨークでの10時間におよぶ乗り継ぎです。
ここで待ち受けていたのは、アメリカの猛烈な物価高!荷物預かりだけで50米ドル(約7,500円)と聞き、預けるのを断念しました。重い7kgのバックパックを背負ったまま、気合で街へと繰り出します。Uberも高騰していたため乗り合いシャトルを利用したものの、街中まで片道約28米ドル(約4,200円)という高額な交通費にびっくり。

タイムズスクエア周辺を6時間という強行スケジュールで楽しむ弾丸観光を楽しみました!南米ボリビアとの強烈な物価差を体感しつつ、世界経済の中心地を肌で感じて無事に帰国の途につきました。10日目の深夜にニューヨークを出発し、11日目の8:00に羽田空港へ到着しました。

まとめ

熱狂に包まれたリオのカーニバル、圧倒的なスケールと迫力を見せつけたイグアスの滝、そして奇跡的なタイミングで「鏡面世界」が出現し、言葉を失うほどの絶景を見せてくれたウユニ塩湖。南米を代表する数々の名所を駆け抜けた今回の旅は、数々のトラブルや高山病などの体調不良を乗り越えたからこそ、生涯忘れられない色鮮やかで濃密な思い出として心に深く刻まれました。

これから南米旅行や海外一人旅を計画している方は、ぜひK.Mさんのリアルな体験談(特に防犯・安全対策!)を参考に、素晴らしい旅のプランを立ててみてください!