
LCCでもゆとりの空間!座席オプションも多彩なスクート(Scoot)の魅力を解説
最終更新日:2025.08.21
円安や物価高の今、燃油サーチャージがかからない格安航空会社(LCC)が再び注目されています。節約した燃油サーチャージを現地のホテル代や滞在中の費用に充てることで、お得な旅を実現できるでしょう。
とくにおすすめしたいのが、これまでのLCCの概念を覆すような驚きで話題となっている、シンガポールのLCC「スクート(Scoot)」です。
この記事では、これまでに思い浮かべるLCCのワンランク上をゆく、スクート(Scoot)についてまとめました。
スクート(Scoot)とは

スクート(Scoot)は、シンガポールを拠点に、世界18か国、70都市以上に運航しているLCCです。アジア地域でもLCCが勢力を伸ばし始めた2011年に、高品質なサービスで知られるシンガポール航空グループのLCCとして設立され、翌2012年6月にオーストラリア・シドニー線で就航を開始しました。
それまでLCCといえば、そのほとんどが所要時間4時間程度までの航続距離が比較的短い路線で、ヨーロッパのエアバス社製A320型機やアメリカのボーイング社製B737型機といった小型機を導入して運航するのが一般的でした。
スクート(Scoot)では、この通説を覆し、親会社のシンガポール航空が使用していた長距離型の大型機ボーイングB777-200型機を採用。エコノミークラスの他にワンランク上の座席クラスも、運航当初から導入しています。
2014年には、それまでのB777-200型機に代わって、燃費効率に優れた新型機ボーイングB787(ドリームライナー)を導入、機材数も路線数も飛躍的に拡大していきます。
今では大型機のみで運航するLCCも誕生していますが当時はまだ珍しく、運航計画が発表された際には、大きな驚きを持って航空業界でも話題となりました。大型機材の採用は、LCCに対してよく語られる「機内が狭い」「座席が窮屈」といったイメージを払拭し、低価格な運賃でも快適な機内環境を提供できるメリットがあります。
その後、2017年には同じくシンガポール航空の子会社で、短距離路線の運航を担っていた「タイガーエア」と統合。
航空会社コードをそれまでのTZからTRへと変更し、スクート(Scoot)が運航ブランドとなりました。
スクート(Scoot)を語る上で"スクーティチュード"という言葉を耳にすることがあるかもしれません。
「スクート(Scoot)らしさ」とも表現されますが、スクーティチュードはスクート(Scoot)のDNAのようなもの。
旅への情熱を抱き、人と文化をつなぎながら、限界を押し広げるという独自のスクーティチュードをモットーに、継続的な革新、改善への努力、新しい機会の追求を推進する企業であることを示しています。
スクート(Scoot)は若さあふれる人々、いつまでも若さを忘れない人々、そしてお得なことが大好きな人々のための航空会社です。機体を彩るテーマカラーのビビッドなイエローは、客室乗務員のスポーティーなユニフォームをはじめ、スクート(Scoot)の各所で見られる、若さを象徴する色でもあります。

ちなみに、スクート(Scoot)のブランド名には、英語で「駆け出す・素早く移動する」と言った意味があり、管制官と交信を行う際のコールサインは「スクーター」。
まさにスクート(Scoot)は「スクーター(原付バイク)で駆け出す様な気軽さで、お得な旅に出掛けることができる航空会社」なのではないでしょうか。
格安航空会社とは、サービス内容などの効率化によって低い運航費用を提供している航空会社です。
「ローコストキャリア(Low-Cost-Carrier)」とも呼ばれ、食事・預け荷物・座席の指定など必要なサービスを、通常は有料で追加することができます。
これに対してANAやJALのような航空会社は「フルサービスキャリア」「レガシーキャリア」とも呼ばれています。
日本でのスクート(Scoot)就航都市は

日本路線への就航も早かったスクート(Scoot)は、就航開始と同じ2012年の10月に東京(成田)-台北(桃園)-シンガポール路線をスタート。
2025年7月現在では下記の路線に就航しています。
・東京(成田)ーシンガポール【毎日就航】
・東京(成田)ー台北(桃園)ーシンガポール(経由便)【週12便】
・大阪(関西)ーシンガポール【毎日就航】
・札幌(新千歳)ー台北(桃園)ーシンガポール(経由便) 【週4便:火・木・土・日運航】
成田空港ではターミナル1(南ウィング)、関西国際空港とシンガポール・チャンギ空港および台北(桃園)でもターミナル1を利用します。
シンガポールおよび台北への旅行はもちろん、1度の旅行でシンガポール+もう1都市を楽しめるシンガポール経由便がおすすめです。
スクート(Scoot)はLCCでは珍しい幅広いネットワークで、シンガポールを拠点にオーストラリアやヨーロッパまで、18の国と地域・70都市以上に就航。アジアを中心に、たくさんの旅先をチョイス可能となっています。
また、シンガポール・チャンギ空港は、スカイトラックスの「ワールド・エアポート・アワード」において、2025年も「世界最高の空港」に選ばれた空港で、空港内に大型複合施設「ジュエル(JEWEL)」を併設。乗り換え時間でも、シンガポールらしさを感じながら、ショッピングや食事を楽しめます。
さらに、乗り継ぎの待ち時間が長めの場合なら市内までのアクセスも便利なため、マーライオン公園やマリーナベイサンズを訪れてみたり、オーチャード通りでショッピングを楽しんだりと、シンガポール観光を満喫するのも魅力的です。
スクート(Scoot)の特徴

LCCであるスクート(Scoot)では、各種サービスの効率化・簡略化・選択制を導入することで低価格運賃を提供しています。そのため、事前に航空会社の特徴や、自分にとってのメリット・デメリットを把握しておくことが重要です。
スクート(Scoot)の最大の特徴は航空券の価格は飛行機の席だけの価格になっていること。ANAやJALで当たり前のようについている付帯サービスが含まれていません。
預け手荷物や事前座席指定など、必要なサービスは自分で選択して有料で追加します。
多彩な座席の種類

スクート(Scoot)の機材は、中・長距離機材のボーイングB787シリーズを中心に、中・短距離路線ではヨーロッパ・エアバス社のA320ファミリーも使用。東南アジアなど近距離路線の一部では、小型機のエンブラエルE190-E2型リージョナルジェットも運用しています。
一般的に航空機の平均使用年数(機齢)は約15年前後ですが、スクート(Scoot)平均機齢は約7年と、機材の新しさがポイント!
ボーイングB787シリーズでは、広々としたレザーシートが快適なワンランク上の「スクートPlus」も用意され、スクートPlusの特典により、LCCであってもフルサービスの航空会社と同様の体験が可能です。
B787ならではの虹色のムード照明や、特別塗装機では人気キャラクターをテーマにしたフライトなど、ユニークな演出も楽しめるでしょう。
また、燃費が良く音も静かなエンジンを組み合わせることで、最大20%の燃料節約を実現。より静かでスムーズな旅を提供してくれます。
ワイドボディの大型機は通路も2本あるため、ゆとりのある客室で長時間のフライトも苦になりません。

さらに、スクート(Scoot)は、エコノミークラスでもシートピッチの広い座席や静かに過ごせるゾーンなど、好みに合わせて選択可能な「キャビンオプション」が複数用意されているのも特長の1つ!
「足を伸ばして優雅に寛ぎたい」
「眠りが浅いけど、機内ではしっかりと休みたい」
といった、一人ひとりのニーズに応えてくれる、多彩な「キャビンオプション」のなかから、追加料金で好きなオプションを選び、心ゆくまで快適な空の旅を楽しめます。
- 「ストレッチシート(Stretch Seats)」:足元のスペースが34~48インチ(約86~122cm)と広々!(※1)
- 「スーパーシート(Super Seats)」:足元のスペースが33~34インチ(約84~86cm)と広め。(※2)
- 「フロントシート(Front Seats)」:客室前方にあり、早めに降機可能。(※3)
- 「スクート・イン・サイレンスキャビン(Scoot-in-Silence)」:12歳以上の旅客専用の静かなゾーン(※4)
- 「スタンダードシート(Standard Seats)」:客室中央~後方寄りの座席
※2:ボーイングB787-9型機のみ設置
※3:エアバスA320ファミリーとE190-E2型機のみ設置
※4:ボーイングB787型機のエコノミークラス前方に設置
機材と座席の詳細
スクート(Scoot)のフライトでは所定の料金を追加することで、オンラインでの事前座席指定も可能です。
日本からシンガポールまではおよそ7時間と、やや長時間のフライトですから、機内で過ごす時間を快適なものとするためにも、事前座席指定は必須と言えるでしょう。
ここでは、機材ごとに座席オプションの詳細(シートピッチやシート幅)をご紹介します。
「B787シリーズ」(座席数329席~375席)

日本路線にも就航する大型機のボーイングB787シリーズの場合には、標準のスタンダードシートから、スクート・イン・サイレンスキャビンまで、4つの座席タイプから選べます。
- 「スタンダードシート」シートピッチ:約76~79cm(30~31インチ)
- 「スーパーシート」シートピッチ:約84~86cm(33~34インチ)
- 「ストレッチシート」シートピッチ:約86~122cm(34~48インチ)
- 「スクート・イン・サイレンスキャビン」シートピッチ:約84~86cm(33~34インチ)
「A320ファミリー」(座席数180席~234席)

主に 短、中距離に就航しているエアバスA320シリーズの場合には、3つの座席タイプから選べます。
- 「スタンダードシート」「フロントシート」シートピッチ:約71cm~74cm(28~29インチ)
- 「ストレッチシート」シートピッチ:約84~147cm(33~58インチ)
「E190-E2」(座席数112席)
東南アジア間の近距離路線に就航しているエンブラエルE190-E2シリーズの場合も、3つの座席タイプから選べます。
- 「スタンダードシート」「フロントシート」シートピッチ:約71cm~74cm(28~29インチ)
- 「ストレッチシート」シートピッチ:約99~140cm(39~55インチ)
フルサービスの航空会社における同型機のエコノミークラスでは、シートピッチ:約79~86cm(31~34インチ)シート幅:約44~48cm(17~19インチ)が標準となっています。
これらと比較するとスクート(Scoot)がLCCであっても、フルサービス航空会社と変わりない、ゆとりのある座席周りであることがわかります。
旅行会社経由の予約の場合には事前座席指定が利用できない場合もありますので、あらかじめご注意ください。
手荷物

機内持込手荷物
スクート(Scoot)においては、エコノミークラスの場合は機内持込手荷物の許容量が最大10kg(※5)までとなっています。一般的に7kgまでが多い他のLCCと比べて、3kg多く持ち込み可能となっているので、荷物が多い方でも安心です。
機内へ持ち込める個数は、手荷物1個と身の回り品1個までを合わせた合計2個まで。機内持込手荷物の規定サイズは54cm×38cm×23cm(縦・横・高さの合計が115cm以下)となっています。
バッグなどの身の回り品については、40cm×30cm×10cm以下のサイズで、前の座席の下に収納する必要があります。
※5:スクートPlusの場合は最大15kgまで持ち込み可能。
【リチウム電池を含む手荷物に関する注意】
機内へ手荷物として持込むリチウムイオン電池の電力容量は、160Wh(ワット時)を超えないものと規定されています。
また、受託手荷物の場合はリチウムイオン電池をあらかじめ抜き取る必要があります。
受託手荷物(お預けの手荷物)
運賃やオプションに含まれている受託手荷物許容量の範囲内で、縦・横・高さの合計が158cm以内の手荷物を、最大で15個まで預けられます。
また、受託手荷物のオプションで、最大40kg(※6)の受託手荷物許容量をオンラインで追加購入も可能です。
ゴルフバッグ、サーフボード、カヌー、スキューバダイビング用のウェットスーツやフィン、スキー板、自転車などのスポーツ用品は、受託手荷物の許容範囲内であれば、無料受託荷物として預けることができます。
許容範囲を超えた場合には、超過荷物料金(※7)が発生しますので注意が必要です。
チェロやコントラバスといった大型の楽器を、手荷物として機内に持ち込むことはできません。ただし、これらの楽器を受託手荷物として預けたくない場合は、追加で1座席購入する必要があります。
楽器は荷造り後の大きさが140cm×40cm×45cm以内、重さ32kg以内と規定され、機内に持ち込んだ楽器はケースに入れて床に置き、シートベルトで座席のフレームに固定します。
受託手荷物の追加は、フライトの予約時および予約完了後の予約管理画面で、出発予定時刻の2時間前まで手続きできます。
当日空港カウンターでの受託手荷物追加(購入)は、事前購入しなかった場合にのみ利用できますが、追加料金は予約時よりも割高になりますので、フライトの予約と同時に行うのがおすすめです。
旅行目的や日数にあわせて、あらかじめどのくらいの手荷物が必要になるか、見積もりしておくのが旅費を節約するコツといえるでしょう。
※6:受託手荷物の1点あたりの重量は、32kgを超えることはできません。
※7:超過荷物料金は出発地や路線によって異なります。また予告なく変更される場合もありますので、最新情報は公式ホームページにてご確認ください。
機内食・機内販売

「ラクサ」に代表されるシンガポールの名物の味から「オリエンタル トレジャー ライス」といったアジア料理、チキンとポテトのラグーなどの洋食、手軽に食べられるスナックやドリンク、さらにデザートまで、豊富なメニューが用意されているのも、スクート(Scoot)の楽しみの1つです。日本でおなじみのカップ麺やお菓子、日本の缶ビールもあります。
ホットミールには冷たいドリンクと、クッキーまたはミニケーキなどのスナック1品が付きます。
ベジタリアンメニューでは、パスタやカレー、シチューなどが用意されているので、希望する場合には出発時刻から72時間前までにプリオーダー(事前注文)を行っておきましょう。
また、一部のメニューはプリオーダー(事前注文)のみの提供となっています。
【Scoot Cafe:アジア料理の一例】
- 「シグニチャー ラクサ」(プリオーダーのみ)
ココナッツミルクと数種類のスパイスが溶け込んだ風味豊かなスープに、太めのビーフンを添えたシンガポールの名物のスープヌードル。 - 「カン パオ チキン(ライス付)」
ピリッとスパイシーなソースで炒めた力強い味わいのチキンに、ドライチリと新鮮な野菜を一緒に。 - 「オリエンタル トレジャー ライス」
オーブンで焼いた柔らかい鶏肉に、香ばしい栗と、風味豊かなオリエンタルソーセージ、そしてマッシュルームを、香り豊かなライスと一緒に。さまざまなフレーバーを楽しめる一品。
幼児向けのチャイルドミールやベビーミールはありませんが、子ども向けにはスナック菓子とミネラルウォーターをセットにしたスナックパックがおすすめです。
機内インターネットサービス

ボーイングB787(ドリームライナー)では、機内Wi-Fi接続プランも追加購入により利用可能です。
データ容量最大20MBの「ツイート 20(事前購入USドル1.50~、機内購入USドル5.0)」から、音楽ストリーミングも楽しめるデータ容量最大1GBの「ビンジ 1GB(事前購入USドル31.80~、機内購入USドル55.00)」まで、4つのプランから選べます。
また、ボーイングB787(ドリームライナー)ではシート電源でモバイル機器の充電も追加料金で利用可能です。(スクートPlus利用者は無料)
LCCの機内であっても自分のスマートフォンやタブレットで、好きなエンターテインメントを楽しめます。
乗り継ぎサービス

1つの予約でシンガポール・チャンギ空港での乗り継ぎとなる旅程で、乗り継ぎ前後の2区間が1つの予約で作成されている場合には、受託手荷物をシンガポールで預け直しの必要なく、最終目的地まで預けることができます。
ただし、2区間を別々に予約した乗り継ぎや、スクート(Scoot)以外の航空会社を含む乗り継ぎの場合は、乗り継ぎ空港で再度チェックインを行って、乗り継ぎ便の搭乗券発行および受託手荷物の預け直しが必要です。
予告なく手続き方法の規定が変わる場合もありますので、必ず最初のチェックイン時にカウンター係員にご確認ください。
ポイントプログラム
スクート(Scoot)ではシンガポール航空グループの航空会社マイレージプログラム「クリスフライヤー(KrisFlyer)」のマイルと、エリートマイルを獲得できます。
スクート(Scoot)の場合、一般的な飛行距離(マイル)による加算ではなく航空券購入額(※8)に応じて加算され、1シンガポールドルにつき1マイル獲得となっています。
クリスフライヤーは、シンガポール航空、スクート(Scoot)のほか、30を超える提携航空会社の利用でマイルを貯めることができます。
また450を超える提携会社があり、飛行機に搭乗していない時でもマイルを獲得可能です。
貯まったクリスフライヤー・マイルは、シンガポール航空など提携航空会社のフライトやアップグレードサービスと交換できるほか、提携会社の会員プログラムのポイントへの交換もできます。
新たにスクート(Scoot)が提携航空会社に加わって、公式予約サイト(Flyscoot.com)からの予約購入の際に支払額の一部として利用できるようになりました。
※8:運賃以外の空港使用料や税金、旅行保険、スクートプロテクト、幼児の航空券料金、e-VISAやクレジットカード利用手数料などにかかる費用、またスクートバウチャーを利用した分は対象外です。
優先チェックイン・優先搭乗サービス

LCCにおいて、一般的にはチェックインカウンターの優先レーンや搭乗ゲートにおける優先搭乗は行っていないことが多いもの。
しかしスクート(Scoot)の場合には、スクートPlusを利用する場合や、ポイントプログラム「クリスフライヤー(KrisFlyer)」の上級会員の場合に、優先レーンでのチェックインや、「Board Me First」という優先搭乗サービスが利用できます。
こちらは、公式予約サイト(Flyscoot.com)での予約に限られる場合もありますのでご注意ください。
また、マカオ、フーコック、プーケットなど、一部の空港では「Board Me First」は実施していません。
子ども向けのサービス

子ども連れの海外旅行では、LCCの利用について心配なこともあるかもしれません。
スクート(Scoot)においては、生後8日以上の乳幼児は18歳以上の大人と同伴で搭乗可能です。
座席の購入有無にかかわらず幼児料金が必要となるため、区間ごとの料金や詳細など公式予約サイト(flyscoot.com)でご確認を。
なお、乳幼児のために座席を購入する場合は、遅くとも出発予定日の3日前までにスクートコールセンターに連絡する必要があります。
【ベビーカーやバシネットについて】
乳幼児のための座席を購入しない場合、バシネット(機内用のベビーベッド)の持込みはできません。
スクート(Scoot)側でも用意はありませんが、乳幼児用のシートベルトを用意してくれるので、飛行中は大人の膝の上に乗せ、必要に応じて乳幼児用のシートベルトを使用しましょう。
生後6か月から3歳まで(3歳を含む)の乳幼児や子どもは、チャイルドシートを利用できます。
ただしスクート(Scoot)側ではチャイルドシートを用意していないので、各自で準備する必要があります。
機内で使用できるチャイルドシートは前向きタイプのみで、非常口列の座席およびその前後の座席では使用できません。
また、小さな子どもと一緒の場合、軽量の折り畳み式ベビーカーを搭乗直前まで使用することもあるかと思います。
折り畳んだ時の大きさが、スクート(Scoot)規定の機内持込手荷物のサイズ以内で、頭上の収納棚もしくは前の座席の下に収納可能であれば、携帯用専用収納袋などに入れることで機内に持込み可能な場合があります。
ただし、機内で袋から取り出して使用することはできません。
軽量の折り畳み式ベビーカーは、機内持込手荷物の重量としてカウントされませんので、目的地に到着後すぐに使いたい場合にも助かりますね。
【乳幼児向けの食事について】
幼児用の機内食は無料提供・販売ともにありませんが、機内で必要となる量の粉ミルクや離乳食については持込み可能です。
ただし、機内でミルク用のお湯の提供はありませんので、搭乗前に空港の給水機などを使用して準備することをおすすめします。
スクート(Scoot)のサービスにないもの
以下のサービスは、スクート(Scoot)では実施・提供していません。
- 個人用モニター
- アメニティ(ブランケット、スリッパなど、必要であれば各自で用意し手荷物として持ち込みましょう。)
- 無料の幼児用機内食(有料機内食メニューにも用意がありませんので、ご自身で用意し手荷物として持ち込みましょう。)
- 空港ラウンジ
スクート(Scoot)の気になる口コミは?
これから搭乗してみたい!実際の印象はどうだろう?と思ったら『HIS航空会社✐クチコミ情報サイト』を見てみましょう。
※過去に寄せられた『HIS航空会社✐クチコミ情報サイト』から一部抜粋して掲載しています。



さいごに
LCCを利用する旅は、事前に旅の準備をした上で「自分に必要なサービスだけを選ぶ」という、とてもシンプルなものです。
円安や物価高の今こそ、LCCを利用した旅行を計画してみては。
LCCを有効活用することでお得に海外旅行を楽しみましょう!
投稿日:2024.10.15