シンガポール_ナイトサファリ
シンガポールの動物園の代名詞「ナイトサファリ」

世界でも珍しい夜だけオープンする動物園として、シンガポールでも人気の観光スポット!

昼間とは違う、夜行性動物の動きを間近で見られ、ハラハラするほど迫力満点。

ここではナイトサファリの最新情報、隣接するシンガポール動物園、リバーワンダーの情報もご紹介します。

ナイトサファリの魅力・見どころ

シンガポール動物園、ナイトサファリ、リバーワンダーの中でも特に人気のナイトサファリの魅力をご紹介!

夜こそが野生動物たちの時間

シンガポール_ナイトサファリ_暗闇の動物
闇に紛れて身を守る、逆に闇を利用して獲物を狙う、野生で生きる動物はそれぞれの性質に応じて、夜に行動が活発になる種類が相当数います。

むしろ夜こそ、野生動物たちの生き生きとした姿を見ることができる時間帯と言えるでしょう。

そうしたリアルな動物たちの行動を観賞できる、世界初の夜にだけオープンするという動物園として、ナイトサファリは1994年に設立されました。

東京ドーム8.5個分もの広大な敷地には2,500頭以上の動物たちが、野生に近い状態で飼育されています。

アジアだけでなくアフリカやオーストラリアなどの地域の動物がいますが、そのうちの約72%は絶滅の危機に瀕しています。

時には動物達が近くまで寄ってくることもあり、まさに迫力満点。

オープン以来圧倒的な人気で、休日はもちろん平日も大勢の人で賑わい、シンガポールへ旅行するなら欠かせない観光スポットのひとつです。

広く、見どころも多いナイトサファリは無計画に進んでしまうと時間内に回り切ることができなくなります。

効率よく楽しむためには、オプショナルツアーに参加し、案内にそって説明を聞きながら、がおすすめです。
▼ナイトサファリのオプショナルツアーはこちら

迫力満点。動物たちが近い!

シンガポール_ナイトサファリ
ナイトサファリの魅力の一つは動物たちとの距離が近いこと。
柵やオリが無く、自然に近い状況で動物たちが飼育されています。

ライオンのエリアでも柵はなく、深めの溝があるだけ。

そのため、すぐそばまで動物が近寄ってくることも珍しくありません。

日本の動物園ではなかなかできない、スリリングな体験を楽しめます。

トラムで動物に大接近!

園内は6つのゾーンに分けられており、その中を「トラム」という乗り物で約45分かけて回ることができます。

トラムは4人掛けの座席が3~4列あり、窓やドアはないオープンスタイル。

歩くスピードとほぼ同じ速さで進むので、トラムでもゆっくりと動物を見ることができます。

ちなみにトラムでは回れない場所は徒歩で見て回る、4つのトレイルコースが設定されています。

「トラム」で巡るナイトサファリのコースでは、マレートラ、アフリカホワイトライオン、ブチハイエナといった、ちょっと怖い動物のほかインドサイ、フラミンゴ、アジアゾウなども見ることができます。
シンガポール_ナイトサファリ_ライオン
これらの動物が暗闇の中、突然トラムの傍まで来たり、鳴き声をあげることも珍しくありません。

特にアジアゾウのエリアはトラムでしか行けないので必見です。

コースの中盤には貯水池があり、ジャングルの風景が再現されています。

月明かりに照らされた水際に、動物がたたずむ幻想的な風景を見るチャンスもあります。
シンガポール_ナイトサファリ_フラミンゴ

トラムは英語の音声ガイド付きで、動物の生態や特徴などの説明を聞くことができます。
HISのオプショナルツアーに参加の場合は日本語音声ガイドのトラムに乗れるので、ツアーでの参加がおすすめです。

4つのトレイルコース

トラムでは行けない場所を自分のペースで歩いて回れるトレイルコース。

4つのコースがあり、まるでジャングルを探検しているような気分を味わえます。

それぞれのコースの特徴をご紹介。
■フィッシングキャット・トレイル
入り口から左手方向へ徒歩で回るコース。

インドガビアル、オオアリクイ、ビントロング、コツメカワウソなど、主に草地や水辺の小動物が飼育されており、15分程で回ることができます。
フィッシングキャット(イメージ)フィッシングキャット(イメージ)
注目はフィッシングキャットと呼ばれるヒョウを小型にしたような姿のネコ科の動物(スナドリネコ)が川辺で獲物を狙い、素早い動きで魚をとらえる姿を見ることが出来るかもしれません。

このコースでアーモンドやポップコーンの様な香りがしたら、ビントロング、別名クマネコ(熊猫)、クマジャコウネコの匂いです。
■レオパード・トレイル
フィッシングキャット・トレイルの終着点からそのまま進めるコース。
マレーウオミミズク、ベンガルヤマネコのほか、思わず徒歩でも大丈夫?と聞きたくなるヒョウ、ウンピョウなどもいます。
シンガポール_ナイトサファリ_ヒョウ
もちろん全てのコースはしっかり安全対策されています。

トレイルコースの歩道と動物の行動エリアの間には、水路や木を設けることでゾーン分けされていますが、時折動物が鳴き声を上げると、すぐ近くで聞こえて大迫力。

思わず身をすくめてしまいます。

また、このコース内には2つの建物があり、その中でそれぞれオオコウモリ、ムササビが飛ぶ姿が見られるかもしれません。

■イーストロッジ・トレイルサバンナの動物や熱帯地方を再現しており、ハイエナやボンゴ、マレーシアのマレートラなどを見ることができます。
シンガポール_ナイトサファリ_ハイエナ
世界四大珍獣の1つ、ボンゴはウシ科のレイヨウの一種です、胴体の美しい縦縞模様が闇の中でもくっきり目立ちます。

同じく縞模様が美しいマレートラは20:30と21:30に食事タイムがあり、ガラス越しではあるものの大型肉食動物が餌を食べる、迫力ある風景を見ることができます。(※21:30の回は金・土・祝祭日前夜のみ。また、予告なくスケジュールは変更になることもあります。)
■タスマニアデビルトレイル
新しくできたコースで、名前の通りタスマニアデビルやワラビーを見ることが出来ます。
シンガポール_ナイトサファリ_ワラビー(イメージ)ワラビー(イメージ)
ワラビーはカンガルーを小さくしたような姿で、しぐさがかわいい動物です。

ナラコート洞窟近くでは、頭上をフクロモモンガが飛び交うこともあり、まさに野生の世界を感じることができるでしょう。

動物の凄さを見られるショーも大人気

シンガポール_ナイトサファリのショー
動物達がいるフィールド見学のほか、楽しみたいのが園内にある「アンフィ・シアター」で行われるナイトショーです。

シアターは1,000人収容の規模ですが、開演前にはいつも長蛇の列ができるほどの人気です。

ショーにはコツメカワウソ、フェネックギツネに加えタヌキ、ヒゲイノシシなども登場し、スタッフが軽快なトークと共にそれぞれの習性や捕食能力などを紹介します。

普段見ることができないのはもちろん、想像もできなかった動物達の能力を間近に見ることができるショーです。

さらに、ショーを通して野生動物について知り、保護について学べる機会にもなっています。
ショーの開催時間は1日2回 19:30~、21:00~(金・土・祝のみ22:00の回もあり)

※ショーの座席予約は開始時間の2時間前から可能です。
※ショーの開催は状況により、急遽時間の変更・中止になる場合があります。

シンガポール動物園・ナイトサファリへの行き方

ナイトサファリはシンガポールの中心から約15kmほど離れた北部にあります。

ナイトサファリのすぐ隣には日中楽しめるシンガポール動物園、世界の河川をテーマにし、魚類や爬虫類、哺乳類などの展示が見られるリバーワンダーがあり、その3施設はまとめてマンダイ・ワイルドライフ・リザーブと言われ、動物の生態や環境保全についても研究されているエリアです。

ナイトサファリへの主なアクセス方法をご紹介。

マンダイ – カティブ(Khatib)駅間シャトルバス

地下鉄(MRT) カティブ(Khatib)駅からマンダイ・ワイルドライフ・リザーブ(シンガポール動物園・ナイトサファリ・リバーワンダー)間を循環するシャトルバス。

■10分間隔で運行。(午後23から午前0時までは20分間隔)

■所要時間:約15分

■時刻表

・カティブ(Khatib)駅発

始発バス出発時刻:8:00am

最終バス出発時刻:23:40pm

・マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ発

始発バス出発時刻:8:40am

最終バス出発時刻:12:00am

■料金
・MRT カティブ(Khatib)駅発

大人: S$2 | 子供(7歳から12歳): S$2

・マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ発

無料

■支払い方法
・現金での支払いはできません。

・EZ リンクカード(EZ-Link)/ネッツ・フラッシュペイカード(NETS FlashPay card)その他タッチ決済可能な主要なクレジットカード。

※バスの時刻や料金は2023年10月時点の情報です。予告なく変更になる場合があります。

MRT+路線バス

地下鉄(MRT)チョア・チュー・カン(Choa Chu Kang)駅、またはアン・モ・キオ(Ang Mo Kio)駅から公共の路線バスが通っています。

・チョア・チュー・カン(Choa Chu Kang)駅から927番バス

・アン・モ・キオ(Ang Mo Kio)駅から138番バス

アンモキオ駅の方が中心部のオーチャードに近い駅です。

■料金

バスの料金は約S$2

※路線バスは遅れが生じることもあります。

MRTとバスを利用してアクセスするなら最初にご紹介したシャトルバスの利用がおすすめです。

タクシー

MRT+バス移動は料金は節約できますが、移動に時間がかかってしまいます。

小さな子供連れの場合やグループで行くなら、シンガポール中心部やホテルからタクシーがおススメ。

■所要時間(目安)

約30分(但し、道路の混雑状況によって異なります。)

■料金(目安)

約S$20~ S$30(利用する時間帯によって割増代金が発生する場合もあります。)

※シンガポールは夕方からタクシーがなかなかつかまりにくい場合もあるので、時間に余裕を持って行動しましょう。

各種ツアーに参加

初めてナイトサファリへ行く方や家族連れならオプショナルツアーへの参加が一番おススメです。

HISでも夕食付コース、日本語音声付トラムでの散策コースなど種類豊富なオプショナルツアーをご用意!

往復送迎があるので、交通機関の心配も必要ありません。

シンガポール動物園・ナイトサファリの営業時間

■ナイトサファリ:19:15~24:00(最終入場時刻:23:15)

■シンガポール動物園:8:30~18:00(最終入場時刻:17:00)

■リバーワンダー:10:00~19:00(最終入場時刻:18:00)

シンガポール動物園・ナイトサファリの料金

■各パーク
施設料金
ナイトサファリS$55(大人)、S$ 38(3~12歳)
シンガポール動物園S$48(大人)、S$ 33(3~12歳)
リバーワンダーS$42(大人)、S$ 30(3~12歳)
■マルチパークチケット
ナイトサファリだけでなく、動物園やリバーワンダーも一緒に楽しみたい方には複数のパーク共通パスがお得!
4パーク共通パスパークホッパープラス
特徴4つのパーク(ナイトサファリ、シンガポール動物園、リバーワンダー、バードパラダイス)を楽しみたい方におすすめ
料金S$ 118(大人)、S$ 90(3~12歳)
2パーク共通パス
特徴4つのパーク(ナイトサファリ、シンガポール動物園、リバーワンダー、バードパラダイス)から2つ選択可能
料金S$ 96(大人)、S$ 66(3~12歳)
2パーク共通パス(ナイトサファリ除く)
特徴3つのパーク(シンガポール動物園、リバーワンダー、バードパラダイス)から2つ選択可能
料金S$ 88(大人)、S$ 60(3~12歳)

※2023年10月時点の料金です。予告なく変更になる場合があります。

ナイトサファリを訪れる際の注意点

雨と防虫対策

熱帯気候の天気は、予測不可能です。

急な雨に備えてレインコートを用意して行くと良いかもしれません。

ギフトショップでも販売していますが、サイズが合わない場合があります。

また、夜は蚊や昆虫が活動します。

肌の露出がある部分には防虫対策をして、できれば肌の露出が少ない恰好をしましょう。

写真撮影

トラム、トレイル、ショーを含め、ナイトサファリの園内では、動物保護のため、フラッシュでの写真撮影は禁止されています。

また、暗闇の中見えにくいからと言って、ライトなどで動物を照らすことも禁止です。

終わりに

ナイトサファリの魅力はいかがでしたか?

動物園と聞くと家族旅行をイメージするかもしれませんが、シンガポールのナイトサファリは大人も充分楽しめる観光スポットです!

シンガポール旅行の際は訪れておきたいスポットの一つです。

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