豊かな自然、美しい街並み、歴史的建造物。そして、奥深い文化や多彩な料理――。ヨーロッパは、訪れるたびに心惹かれる素晴らしいエリアです。その圧倒的な体験価値は、長期休暇を利用した学生旅行や、記念旅行としても不動の人気を誇ります。

1週間や10日間のヨーロッパ旅行でかかる費用や、現地でかかる費用、最新の物価事情について解説。予算を抑えて憧れの旅を実現するためのコツもご紹介します。

※旅行費用は2026年4月時点の目安です。(1ユーロ=約187円、1イギリス・ポンド=約215円前後での換算)

ヨーロッパの旅行費用はどのくらい必要?

ヨーロッパの旅行費用はどのくらい必要?ヨーロッパへの旅行日数は1週間から10日のパターンが多いです。
まずは、旅行期間別の予算目安を見てみましょう。
旅行期間 予算目安(標準的) 予算目安(節約)
7日間 350,000円〜450,000円 180,000円〜
10日間 450,000円〜650,000円 350,000円〜

ヨーロッパ旅行に行く手段として、航空券とホテルがあらかじめセットになっているパッケージツアーと個別で手配していく個人旅行があります。旅行の目的に合わせて選択しましょう。

まずは1週間、10日間でヨーロッパ旅行に2人で行く場合の、1人あたりの予算について解説します。

1週間(5泊7日)のヨーロッパ旅行の場合

1週間のヨーロッパ旅行の場合1週間のヨーロッパ旅行費用の相場は1人あたり約388,000円~です。(個人旅行の場合)
内訳は下記の表です。
項目費用
航空券(往復)約200,000円~
ホテル・宿泊約75,000円~
食費約60,000円~
交通費約10,000円~
Wi-Fi・通信約10,000円~
観光・オプショナルツアー約20,000円~
海外旅行保険約3,000円~
お土産・ショッピング約10,000円~

10日間(8泊10日)のヨーロッパ旅行の場合

10日間のヨーロッパ旅行の場合10日間のヨーロッパ旅行費用の相場は1人あたり約484,000円~です。(個人旅行の場合)
内訳は下記の表です。
項目費用
航空券(往復)約200,000円~
ホテル・宿泊約120,000円~
食費約80,000円~
交通費約15,000円~
Wi-Fi・通信約14,000円~
観光・オプショナルツアー約30,000円~
海外旅行保険約5,000円~
お土産・ショッピング約20,000円~
出発時期や宿泊するホテル、現地での過ごし方によって必要な費用は変わってきます。

それぞれの内訳と、安い時期や費用をおさえる秘訣!

ヨーロッパ旅行にかかる費用は出発前と現地滞在時にかかる費用に分けられます。
旅行の計画を立てる際、興味のある観光スポットと合わせて、どれくらいの費用が必要かを事前に調べておくと安心です。

まずは旅行前に必要な費用について解説します。

航空券

ヨーロッパの航空券

ヨーロッパの航空券費用は出発時期や予約のタイミング、利用する航空会社によって大きく異なります。

【エコノミークラス利用・閑散期出発の費用目安】

往復航空券の相場(燃油サーチャージ・諸税を含む支払総額)を航空会社別に見ていきましょう。
直行便の場合は、約13時間~15時間、経由便の場合は、約20時間~が目安です。
・日系航空会社(JALやANAなど)は約250,000円〜
・外資系航空会社(ルフトハンザ航空やエールフランス航空など)は約180,000円〜
・LCCを利用した場合は約120,000円~
LCCは運賃は安価ですが、機内食や預け手荷物が有料となるケースが多いため、事前に確認しておくと安心です。

※2026年5月以降に購入する場合、日系航空会社の燃油代は約11万円の見込みです。チケットの価格と最終的な支払額の差額が大きいため、必ず支払総額を確認しましょう。

予算を抑えたい場合には、夏休みや年末年始などの長期休暇を避け、いわゆるオフシーズンを狙うのが最も効果的です。また、出発時期が近いほど価格が跳ね上がる傾向にあるため、半年近く前から予約すると比較的価格を抑えることができます。

宿泊費

ヨーロッパの宿泊費

ヨーロッパでは国や地域によって宿泊代が異なります。

ヨーロッパには価格を重要視したスタンダードクラスのホテルからロケーションやサービスおよび部屋などトップクラスの最高級ホテルまでさまざまなホテルがあります。

【フランス・パリ市内ホテル料金の一例】(2名1室利用の場合の1泊1名あたり)
・スタンダードクラスホテル(2~3つ星):約15,000円~
・スーペリアクラスホテル(3~4つ星):約25,000円~
・デラックスクラスホテル(4~5つ星):約45,000円~
・ラグジュアリークラス・パラスホテル(5つ星):約100,000円~

パリ市内のホテルでは、宿泊代とは別に1名1泊ごとに、滞在税(3つ星ホテルの場合、5.5ユーロ前後(約1,030円))がかかります。現地で支払いが必要となるため予算に含めておきましょう。

※宿泊する時期により宿泊代は変わります。

同じホテルでも部屋の広さやプランによって料金が変わってきます。
あらかじめ予算を決めて、希望条件に合うホテルを見つけましょう。

オプショナルツアー

ヨーロッパのオプショナルツアー
オプショナルツアーを利用すれば、公共交通機関では行きにくい場所や混雑時の施設への入場も比較的スムーズです。

ヨーロッパには世界遺産や観光場所が多くありますのでオプショナルツアーを利用するのがおすすめです。

【人気のオプショナルツアーの一例】
フランス・パリ:「モン・サン・ミッシェル1日観光」は25,330円~

イタリア・ローマ:「日本語ガイドが案内するバチカン美術館とシスティーナ礼拝堂入場」は14,810円~

スペイン・バルセロナ:「世界遺産サグラダ・ファミリアの半日ツアー」は14,220円~

※参加するプランによって金額が異なります。

予算の中からぜひ参加したいもの見つけてみてはいかがでしょうか?

Wi-Fiルーターなどの通信費

Wi-Fiルーターなどの通信費費用の目安:1日あたり約1,380円~(Wi-Fiルーター/データ無制限プランの場合)

主流はSIMカードやeSIM、ポケットWi-Fiのレンタルです。
海外ローミングは設定自体は簡単ですが、他と比べると割高になることがあります。

▼海外旅行ならHISのレンタルWi-Fi(外部サイト)HISモバイルのWi-Fi

※eSIMは対応端末が限られるため、事前に確認することをおすすめします。

海外旅行保険

海外旅行保険
海外では日本の健康保険が適用されず、病院にかかった際には高額な医療費が発生することがあります。旅行先でのけがや病気など、万が一の事態に備えて海外旅行保険の加入をおすすめします。

【海外旅行保険の費用(1人あたり)】
1週間:約3,000円~
10日間:約5,000円~
※利用する保険会社や加入プランにより費用は変わります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険もあります。
ただし、旅行費用を該当のクレジットカードで支払いした場合のみ適用など、条件によっては保険が適用されないこともあります。 お持ちのクレジットカードの海外旅行保険を利用する場合には、どのような補償内容なのか必ず出発前に確認しましょう。

ETIAS申請費用

2026年10月より日本国籍のパスポートでEU諸国に渡航する場合、ETIAS(エティアス)による事前渡航認証の取得が必要となる予定です。

申請費用は7ユーロ(約1,310円)、18歳以下と70歳以上は無料 ※2026年4月現在の情報です。

【利用条件】
・90日以内の一般的な観光
・短期のビジネス
・目的地に向かうための乗り継ぎ、乗り換え有効期間は3年間で有効期間内であれば何度でも対象国に渡航できます。
申請はオンラインのみ
申請後承認されると「渡航認証許可」がメールで届きます。
承認結果は当日中とされていますが、最大30日かかることもあるため、早めに申請しておくと安心です。

詳しくは、ETIAS公式サイト(外部サイト)でご確認いただけます。

パッケージツアーの費用はどのくらい?

パッケージツアーの費用はどのくらい?

ヨーロッパ旅行のパッケージツアーは、航空券や宿泊費がセットになっていることはもちろん、世界遺産巡りや複数都市の周遊、名物料理のディナー付きなど、多彩なプランがあります。

パッケージツアーの最大のメリットは、個別で手配する手間が省けることです。また、食事や移動などの多くの費用が旅行代金に含まれているため、個人で手配する場合よりも安く済むことが多いです。

数あるパッケージツアーの中でも、高い人気を誇る添乗員同行ツアーは、出発から帰国までプロがサポートします。現地でのトラブルや言葉の壁を心配せず、不明な点をいつでも相談できる安心感は、大きな魅力です。

ツアー料金にお土産代や自由行動時の食費などをプラスすることで、予算が立てやすくなります。

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ヨーロッパの物価ってどのくらい?

1ユーロ=約187円前後、1イギリス・ポンド=約215円前後です。(2026年4月現在)
ヨーロッパの物価は国やエリアによって異なりますが、日本の約1.2~1.5倍と考えておく必要があります。

特に、スイスや北欧、イギリスやフランスの物価は大変高く、外食や宿泊費は日本の2倍を超えることもあります。

ヨーロッパでも東欧や南欧のチェコやハンガリー、ポルトガルなどは、比較的物価が安めです。

ヨーロッパ滞在中に必要な費用と物価

ヨーロッパ旅行前に手続きが必要な費用の次は、滞在時に必要な費用について見ていきましょう。

食事代

ヨーロッパの食事代費用の目安:1日あたり約6,000円~10,000円

ヨーロッパは日本に比べて物価が高く、特に人気観光地のレストランではランチでも3,000円〜5,000円ほどかかるケースが珍しくありません。現地の食費は1日あたり約6,000円で済ませることもできますが、ゆとりを持って1日約10,000円と見積もっておくと安心です。

滞在日数が長くなるヨーロッパ旅行では、毎食レストランを利用するだけでなく、バリエーション豊かな食事の楽しみ方を知っておくのがコツです。

広場の屋台で焼きたてのパンを頬張ったり、地元のスーパーマーケットでチーズや生ハム、ワインを調達してホテルでゆっくり味わったりするのも一案です。レストランよりも費用を抑えられるだけでなく、現地の日常に触れられる貴重な体験にもなります。

「贅沢なディナー」と「カジュアルな地元グルメ」を使い分け、旅の満足度を高めましょう。

交通費

費用の目安:1日あたり約1,000円~

ヨーロッパは多くの国でバス、メトロ(地下鉄)、トラム(路面電車)などの交通機関が発達しています。
クレジットカードやスマートフォンのコンタクトレス決済が普及しており、券売機に並ばずスムーズに移動できる国が増えています。

【イギリス・ロンドンでの交通費の一例】
・ロンドンバス

大人1乗車:1ポンド75ペンス(約380円)、子どもは10歳まで乗車無料
※1時間以内なら、何度乗り換えても1乗車分の料金で済む「ホッパー運賃」が適用されます。

・地下鉄・バス
1日:8.90ポンド~(約1,900円〜)※Zone 1-2間の場合
※コンタクトレス決済やオイスターカードを利用すれば、一定額を超えるとそれ以上の運賃がかからない「キャップ(上限)制」が適用されるため、1日乗り放題の「トラベルカード」よりもお得になるケースがほとんどです。

※ロンドン市内の電車の運賃は「区間(ゾーン)」や「時間帯」によって異なります。

鉄道でヨーロッパを周遊したい方には、ヨーロッパを周遊できる「ユーレイルグローバルパス」が便利です。有効期間内であれば対象路線の乗り降りが自由になります。

ただし、フランスのTGVなどの高速鉄道や夜行列車は、パスとは別に座席予約(追加料金)が必要になる場合があるため、あらかじめ確認しておきましょう。

お土産・ショッピング代

ヨーロッパのお土産・ショッピング代費用の目安:1日あたり約5,000円~

海外旅行では、お土産選びやショッピングも楽しみの一つですよね。

ヨーロッパでは、定番のチョコレートやクッキーから、高品質なチーズ、ワイン、オーガニックコスメや洗練された雑貨などが人気です。

スーパーマーケットでは、パスタやジャムなどその地域に密着した物が、比較的リーズナブルに購入できます。
パッケージのデザインが凝ったものも多く、手軽でありながら喜ばれるお土産としても最適です。

ブランド品を取り扱う百貨店や、大型ショッピングモールも多くありますので、ハイブランドの購入を検討している方は、あらかじめ予算を多めに見積もり、免税手続きの確認もしておくと安心です。


チップ代

チップ代ヨーロッパの多くの国では、チップは必ずしも義務ではありません。
多くのホテルやレストランでは、あらかじめ料金にサービス料が含まれているためです。

ただし、快いサービスを受けた際や特別なリクエストに応えてもらった時には、感謝の気持ちとしてチップを渡すのがスマートです。

ホテル:ポーターに荷物を運んでもらった際などは、スーツケース1つに付き1~2ユーロ
飲食店:高級レストランやサービス料が含まれていない場合食事代の5~10%程度
タクシー:端数を切り上げる程度

ヨーロッパ旅行の予算を抑える秘訣は?

ヨーロッパ旅行の予算を抑える秘訣は?

早期割引とオフシーズンを利用する

ヨーロッパの旅行費用を抑えたいという方は、出発の数ヶ月前までに予約する早期割引を利用したり、オフシーズン(1月~2月)に旅行を計画するのがおすすめです。

冬のヨーロッパは寒さが厳しい反面、航空券代や宿泊費が大幅に下がるため、混雑する人気の観光場所をゆったりと観光できます。

地元のスーパーマーケットを活用する

ヨーロッパ旅行は比較的長期間になるため、滞在中の食費がかさみます。
旅行の醍醐味でもある食事ですが、食費を節約すると費用抑えることができます。

旅行先のスーパーマーケットはレストランの1/3以下の予算で、ローカルな食生活を体験できます。焼きたてのパンや現地のチーズ、日本では見かけないフルーツや惣菜などを調達し、公園やホテルの部屋でワインと共に楽しむ食事は、忘れられない旅の思い出になるはずです。

旅行中の何日かをスーパーマーケットの食材で済ませてみるのはいかがでしょうか。

学生旅行ならではの特典を使う

学生の方は、学生旅行限定の特典や割引プランがあるツアーを優先的に探してみましょう。博物館や美術館、鉄道には学生料金が設定されています。出発前に「国際学生証(ISIC)」を作成しておくと、スムーズに割引を受けられます。卒業旅行や学生旅行を計画する際にはぜひ利用しましょう。

▼学生旅行をお探しの方はこちら

ヨーロッパ旅行を予約する前に知っておきたいこと

ヨーロッパ旅行を予約する前に知っておきたいこと
ヨーロッパ旅行を予約する前にヨーロッパの基本情報を知っておくと、旅行の計画に役立つかもしれません。

ヨーロッパと日本の時差は?

ヨーロッパではサマータイム制度が導入されています。
サマータイムは日照時間が長い一定の期間に標準時刻を1時間進める制度です。
実施期間(2026年):3月29日(日)~10月25日(日)
サマータイム時差
イギリス(ロンドン)-8時間-9時間
イタリア(ローマ)-7時間-8時間
ドイツ(ベルリン)-7時間-8時間
フランス(パリ)-7時間-8時間
スペイン(マドリード)-7時間-8時間
オーストリア(ウィーン)-7時間-8時間
ベルギー(ブリュッセル)-7時間-8時間
オランダ(アムステルダム)-7時間-8時間
ギリシャ(アテネ)-6時間-7時間
スイス(チューリッヒ)-7時間-8時間
フィンランド(ヘルシンキ)-6時間-7時間

サマータイムの期間は飛行機の予約やツアーの集合時間などに注意が必要です。

ヨーロッパのベストシーズンはいつ?

ヨーロッパのベストシーズンは、春(4月~6月)から秋(9月~10月)と言われます。
春と秋は気候が穏やかで雨もそれほど多くないため、過ごしやすいでしょう。ただ、目的や訪れるエリアによって、その時期ならではの楽しみ方があります。

※夏(7月~8月)はハイシーズンのため観光地では混雑します。また、近年の猛暑には注意が必要です。南欧などは40℃を超える日も珍しくありません。

ドイツやフランス、中欧の主要都市はクリスマスシーズンの旅行もおすすめです。
冬は日没が早いものの、11月下旬から始まるクリスマスマーケットは圧巻です。ひとたび灯りがともれば、街全体が幻想的な光に包まれます。ホットワインの香りとイルミネーションに彩られた、この時期だけの幻想的な世界を堪能できるでしょう。


ヨーロッパの治安は?

ヨーロッパの治安は国や地域によって大きく異なります。
アイスランドやオランダ、オーストリアなどは世界的に見ても治安が安定しています。

パリやローマ、バルセロナといった人気の観光地では、観光客を狙ったスリや置き引き被害は多発しています。

安全に旅行を楽しむためにも貴重品は肌身離さず持ち歩き、夜は不用意に出歩かないようにしましょう。

各項目の予算を参考にヨーロッパ旅行を計画しよう

各項目の予算を参考にヨーロッパ旅行を計画しよう

ヨーロッパ旅行は滞在期間が長くなるからこそ、出発前の丁寧な準備が最高の旅を作る鍵となります。
行きたい場所や体験したいこと、手に入れたいものや現地で味わいたいものなどをリストアップして、滞在中の過ごし方を考えてみましょう。

あなたの理想を詰め込んだ心躍る旅を、ここから実現させてみませんか?

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