
機内食にも定評あり!フレンドリーな「カンタス航空」の魅力を探る
最終更新日:2025.06.12
どこまでも続く広大な景色やユニークでカワイイ動物たち、陽気でフレンドリーな国民性でも人気の旅行先「オーストラリア」
そのオーストラリアを代表する航空会社といえば?
多くの方が思い浮かべるのが尾翼に「カンガルー」が描かれた「カンタス航空」ではないでしょうか。
オーストラリア国内と世界中の100(※2025年2月28日現在)の都市に就航していますが、地理的に長距離路線が多いことから、「まだ利用したことがない」という方も、いらっしゃるのかもしれません。
この記事では南半球のオーストラリアと日本を直行便で結ぶ「カンタス航空」について、サービスの内容や評判の機内食など、その魅力についてまとめました。
※就航都市数は変更になる場合があり、政府認可待ちの路線が含まれます。
カンタス航空とは

シドニーを拠点に、日本をはじめ世界各地はもちろん、オーストラリア国内60都市以上(※2025年2月現在)に就航するカンタス航空は、南半球最大規模の航空会社です。
航空会社のアライアンス(連盟)では、日本航空と同じoneworldに加盟しています。
オーストラリア国内線へスムーズに乗り換えが出来るので、複数都市も周遊もカンタンに楽しめます。
社名の英語表記、Queensland and Northern Territory Aerial Services Ltdから頭文字を取った、QANTASが現在の社名(Qantas Airways Limited)となっています。
カンタス航空の拠点、シドニー キングスフォード・スミス国際空港
フレンドリーな接客も人気の1つとなっているカンタス航空ですが、他の航空会社と比較して男性客室乗務員の比率が高めなのも特徴です。
飛行艇を運航していた創世記、客室乗務員が飛行艇の機体を岸へ引き寄せる力仕事も担っていたことから、力のある男性を採用していた歴史や、移民を多く受け入れてきたオーストラリアの多様性の表れといえるでしょう。

カンタス航空のここがすごい!

①創立100周年を超える長い歴史
現存する航空会社では、KLMオランダ航空、南米のアビアンカ航空に次いで、世界で3番目に長い歴史を誇ります。「Spirit of Australia(スピリット・オブ・オーストラリア)」を掲げ、2020年には創立100周年を迎えました。
日本への就航も75年を超え、日本発着の国際線の歴史は本邦航空会社をも上回ります。
②世界トップレベルの安全性
世界で3番目に長い歴史を持つカンタス航空ですが、これまで一度もジェット機での死亡事故を起こしていない航空会社です。この安全性については世界でも大きな評価を得ており、世界の主要航空会社400社以上を対象とした航空業界格付けサイトAirline Ratings.comの発表では、2023年版で「世界で最も安全な航空会社」に選出されています。
2024年・2025年版においては、ニュージーランド航空に次いで2位となっていますが、1位とは僅差であり、特に2025年版ではその差わずか1.5ポイント差だったそうです。
③世界で唯一、7大陸すべてに就航
オーストラリア大陸を拠点に、ヨーロッパ大陸・アジア大陸(ユーラシア大陸)、南北アメリカ大陸、アフリカ大陸の都市へ自社の直行便を運航しています。ここまでは、他にも該当する航空会社がありますが、カンタス航空が「唯一」となるのが、6大陸に加えて「南極大陸」にも飛行していることです。
着陸する定期便ではないものの、毎年シドニー・パース・ブリスベン・メルボルン発着で遊覧飛行を行っています。
④世界の最長路線トップ5のうち3路線を持つ
冒頭で地理的な状況から長距離路線が多いと紹介しましたが、2025年2月現在の「超長距離路線」のうち、3路線がカンタス航空のノンストップ飛行路線です。順位 | 路線・区間 | 距離(km) | 飛行時間 | 運航会社 |
1位 | シンガポール - ニューヨーク(JFK) | 約15,342 | 約18時間 | シンガポール航空 |
2位 | シンガポール - ニューヨーク(EWR) | 約15,335 | 約17時間50分 | シンガポール航空 |
3位 | パース-ロンドン(LHR) | 約14,510 | 約17時間50分 | カンタス航空 |
4位 | メルボルン-ダラス | 約14,480 | 約18時間15分 | カンタス航空 |
5位 | オークランド-ニューヨーク(JFK) | 約14,210 | 約17時間50分 | カンタス航空 ニュージーランド航空 |
カンタス航空でも2026年中にエアバスA350-1000ULR(以下A350-100URL)の就航を予定しており、現在はシンガポール経由となっているシドニー - ロンドン間と、シドニー - ニューヨーク間をノンストップの直行便で結ぶ予定です。
この「プロジェクト・サンライズ」計画による直行便での飛行時間は20時間を超え、名実ともに世界最長路線となります。
※ULR=Ultra Long Range(超長距離)の略
日本のカンタス航空就航都市は

日豪間の直行便では最大便数を誇り、2025年3月現在は下記の路線に就航しています。
東京(羽田) - シドニー
QF26便 羽田06:55発 → シドニー18:50着(3月30日~4月5日)
QF26便 羽田06:55発 → シドニー17:55着(4月6日~10月4日)
QF26便 羽田06:55発 → シドニー18:55着(10月5日~10月25日)
QF60便 羽田22:00発 → シドニー10:00(翌日)着(3月30日~4月4日・10月4日~10月25日)
QF60便 羽田22:00発 → シドニー09:00(翌日)着(4月5日~10月3日)
QF59便 シドニー12:05発 → 羽田20:10着(3月30日~4月5日・10月5日~10月25日)
QF59便 シドニー11:05発 → 羽田20:10着(4月6日~10月4日)
QF25便 シドニー21:30発 → 羽田05:25(翌日)着(3月30日~4月5日)
QF25便 シドニー20:30発 → 羽田05:25(翌日)着(4月6日~10月4日)
QF25便 シドニー21:30発 → 羽田05:25(翌日)着(10月5日~10月25日)
東京(成田)- ブリスベン
QF62便 成田21:20発 → ブリスベン07:20(翌日)着
QF61便 ブリスベン10:30発 → 成田18:50着
東京(成田)- メルボルン
QF80便 成田20:25発 → メルボルン08:45(翌日)着(3月30日~4月4日・10月4日~10月25日)
QF80便 成田20:25発 → メルボルン07:45(翌日)着(4月5日~10月3日)
QF79便 メルボルン10:35発 → 成田19:00着(3月30日~4月5日・10月5日~10月25日)
QF79便 メルボルン09:35発 → 成田19:00着(4月6日~10月4日)
また、2025年12月15日から2026年3月28日まで、週3便(月・水・土曜)で新千歳-シドニー線を季節運航予定です。
札幌(新千歳) - シドニー
QF108便 新千歳19:40発 → シドニー08:35(翌日)着
QF107便 シドニー09:05発 → 新千歳17:55着
羽田空港ではターミナル3、成田国際空港ではターミナル2に発着。
※スケジュールは予告なく変更される場合があります。
カンタス航空の機材と座席の種類

かつては日本路線でもボーイング747(ジャンボジェット、以下B747)を運航していたカンタス航空。
これまでに日本路線には就航していませんが、世界最大の2階建て旅客機エアバスA380-800型機(以下A380-800)も所有しています。
また2026年中には最新鋭の超長距離旅客機A350-1000ULRやボーイング787-10型機(以下B787-10)、中・長距離向け新機材エアバスA321XLR型機(以下A321XLR)の導入も進行中で、懸念点であった機齢の若返りも図られる予定です。
これはオーストラリアの先住民アボリジナルやトレス海峡諸島民の文化と伝統に敬意を表したものです。
無数のドットで描かれたカンガルーや、オーストラリアを象徴するモチーフのアボリジナルアートが特徴で、B747ジャンボジェットの大きな機体全体に描かれた「ナランジ・ドリーミング」や「ウナラ・ドリーミング」は、ビビットな色彩も相まって、非常にインパクトのあるものでした。
日本路線にも就航したことがあるので、実際に目にした方もいるのでは。
以下、日本路線で使用される機材を中心に各クラスの特徴をご紹介します。
エコノミークラス

A330-300および-200のエコノミークラスは、座席の横配置が窓側に2人席、中央に4人席と2-4-2で8席並び。
各座席には11インチのタッチスクリーン式高解像度モニターが装備されており、離陸前から着陸まで利用可能です。
シートピッチ(前後の間隔)は31インチ(79cm)、シート幅は17インチ(43cm)と、一般的な国際線機材のエコノミークラスとして標準的な造りになっています。
USB充電およびAC電源コンセントを装備しているので、長距離フライトでも(スマホの)充電切れの心配がありません。
シートは、従来よりも柔らかいクッションや深くリクライニングできるフットレストを導入し、長距離フライトも快適に過ごせるよう、足元のスペースを広めに確保しています。
人間工学に基づいて設計されたスリムシートには、腰を守るランバーサポートと、調節可能なサイドウィング付のヘッドレストを採用。
リクライニング角度が浅めのエコノミークラスであっても、就寝時に腰や頭部をしっかりサポートしてくれます。
2025年後半から運航される予定の、新しくなったA330-200のエコノミークラスキャビンでは、超長距離路線の座席と同様に、快適さを重視してデザインされた新しい座席にアップグレード!
13.3インチの最先端4K有機ELディスプレイを装備し、Bluetooth接続によって愛用のヘッドフォンで最新のエンターテインメントを楽しむことができます。
機内全体もムーディーな照明を導入することで、よりリラックスして過ごせるでしょう。
ビジネスクラス

窓側も1人席にした横配置が1-2-1のスタッガードシート配列(前後で互い違い)を採用し、どの座席からも直接通路にアクセス可能です。
80インチ(203cm)のフルフラットベッドになるシートは、横幅を最大23インチ(58cm)確保し、プライベートな贅沢空間を提供。
しかも、離陸・着陸の際も含めて常に一定の角度までリクライニングできるもので、機内でよりリラックスすることが可能です。
就寝の際には、カンタス航空特製のパジャマとコットン100%の上掛けやマットレス、ヨーロッパスタイルの枕でぐっすりと休めます。
また、PC電源とUSBポートを完備しているので、テーブルを出して到着前にひと仕事することも可能です。
収納可能な高解像度モニターは16インチと大型で、もちろんタッチスクリーン式。
オンデマンド方式のパーソナル機内エンターテインメントシステムを、迫力ある画面とノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォンで楽しめます。
シート周りではコンソール下に収納スペース、カクテルテーブルにアームレスト内蔵のトレーテーブルを装備。
食事の際だけでなくビジネスユースにおいてもスペースを有効に使えて便利です。
- 専用チェックインカウンターの利用
- 優先搭乗(専用の搭乗レーン)と降機の優先案内
- 専用チェックインカウンターの利用
- 手荷物の優先受け取り
- ビジネスラウンジの利用
機内サービスの数々

機内食

搭乗客による口コミ情報でも、そのボリュームで評判となっているのが、機内食です。
メインの食事の量だけでなく、多くは食後に提供されるデザートのアイスバーや、コーヒーなどと一緒に提供されるスナックに関するもの。
2024年以降、カンタス航空の国際線フライトでは、オーストラリアの地元農家による上質な食材を使用した、ボリュームたっぷりのメニューの数々を展開しています。
ビジネスクラスにおいては、機内で思いどおりに過ごせるようにと、軽食からフルコース料理まで、好きなタイミングで用意してくれるのもポイント。
ビジネスクラスでの機内の時間を仕事に充てたり、睡眠に充てたい方へも配慮したスタイルとなっています。
オーストラリアで有名なシェフ、ニール・ペリー監修の小皿料理やメイン料理のセレクションを、ソムリエが自信をもってセレクトしたオーストラリアやニュージーランド、フランス・シャンパーニュ各地のワイナリーや有名ブランドの極上のワインと共に楽しめます。
デイビッド・カオンがデザインしたスタイリッシュな食器が食事体験を一層引き立ててくれるでしょう。
エコノミークラスの機内食でも、地元食材にこだわったボリュームのある食事を3種類から選ぶことができます。
食事とともに、受賞歴のあるオーストラリア産プレミアムワイン、ビールやスピリッツ、ノンアルコールドリンクなど、飲み物も種類豊富に取り揃えているのは嬉しいポイントです。
またサステナビリティの取組みの一環として、 国際線の全クラスでメインメニューから「植物由来の食事」を選べるようになりました。
一例として、ビジネスクラスでは「韓国風ゴマ焼きナス、インゲンの炒め物と野菜のピクルスを添えて」、エコノミークラスでは「豆腐ともやしのチャークェイティオ風ライスヌードル 」などを取り揃えています。
(※食事、飲み物の内容はフライトや利用クラスで異なります)
その他、健康面や食事制限に対応した機内食、宗教に配慮した特別機内食も取り揃えており、希望する場合には出発予定時刻の少なくとも24時間前までに申し込みが必要です。
※ユダヤ教徒食の場合は、出発時刻の少なくとも36時間前までに申込みが必要。
特別機内食は、医療面に配慮したグルテンフリーや糖尿病食に乳糖不耐症対応食、お子様用の食事などを揃えています。
宗教に配慮した食事は3種類、ベジタリアン食ではこれまでの3種類に加えてフルーツプレートと卵・乳製品を含むベジタリアン食が追加されて5種類に拡大しています。
機内エンターテインメント(IFE)
カンタス航空では、最新の映画からコメディ、ドキュメンタリー、人気TV番組、年齢を問わず楽しめるインタラクティブなゲーム、Qantas magazine(機内誌のWEB版)に音楽やフライトマップなど、1,000時間を超えるコンテンツを用意しています。全席に装備されたパーソナルモニターで、離着陸時を含め、座席に座った瞬間からすぐに機内エンターテインメントを楽しめる点がイチ押し!
また「カンタス・アプリ」を手持ちのスマートフォンやタブレットへインストールすれば、搭乗予定の機内で楽しめるエンターテインメントコンテンツや機内サービス、最新の運航状況を確認することができます。
座席前ポケットには、月刊機内誌「カンタス・スピリット・オブ・オーストラリア」が用意され、旅の情報や旅心を刺激する記事が掲載されています。
地元のガイドが教える最高のレストラン、おすすめのホテル、外せないグルメ体験など、旅に役立つ情報が満載です!
アメニティ

遮光性に優れたテリー織コットンとジャージー生地のアイマスク、竹を使用した爽やかな履き心地のソックス、Li’Tyaのスキンケアバームやクリームを取り揃え、カンタス航空特製のパジャマとあわせて、心安らぐひとときを演出してくれるでしょう。
※アメニティの内容は変更になる場合があります。
機内インターネットサービス・機内Wi-Fi

オーストラリア上空を飛行する一部の国内線フライトで、高速Wi-Fiを無料で利用可能ですが、今後、機内Wi-Fi導入を一部の国際線にも拡大していく予定です。
2025年2月現在で日本路線は対象となっていませんが、A350やB787などの最新鋭機材にはWi-Fiが標準装備されているため、機内でもインターネットに接続して、エンターテインメントを楽しんだり、仕事をすることができます。
フライトの前後でもこんなサービスが
空港ラウンジ

カンタス航空はオーストラリア内の主要空港に「Qantas Club Lounge」を、シドニー、ブリスベン、メルボルンなどの国際空港や、世界中の主要空港に国際線ビジネスラウンジ(International Lounge)を設置しています。
(※カンタス・ビジネスラウンジのない空港では、提携先ラウンジの利用となります。)
ビジネスラウンジ内では、オーストラリアで有名なシェフ、ニール・ペリーのレストラン「ロックプール」が考案した季節の食事メニューやスナック、数々の賞を受賞したセラーセレクション、各種ドリンクを用意してあり、無料Wi-Fiでのインターネットアクセス、シャワールームも利用できます。
ラウンジ利用時には服装に関するガイドライン、いわゆるドレスコードが設定されていますので、バケーションの前後での利用であっても、ビーチに行く時のような軽装は避けた方が無難です。
2025年現在、日本の空港にはカンタス・ビジネスラウンジの設置はありませんが、羽田空港では第3ターミナル本館4階にあるJAL(日本航空)の「サクラ・ラウンジ」を、成田空港では第2ターミナルのサテライト2階にある「ASPIRE LOUNGE」を利用できます。
フリークエント・フライヤー・プログラム(FFP)
カンタス航空のマイレージプログラム「カンタス・フリークエントフライヤー」では、積算マイルを「カンタス・ポイント」と呼びます。ポイントの有効期限は18か月で、18か月以内にポイントの加算または使用すると、有効期間が18か月延長されます。
カンタス・ポイントは、フライトの区間、利用クラス、購入した運賃種別に応じて加算されます。
加算ポイント数は、公式ホームページ(英文ページ)で計算可能です。
貯めたポイントは、カンタス航空、ワンワールド加盟航空会社、提携航空会社の特典航空券に交換可能なほか、カンタス航空の航空券を公式WEBで購入の際に、支払の一部に充当(ポイント・プラス・ペイ)することもできます。
また、カンタス航空運航便でのアップグレードにも使用できます。
子ども向けのサービス

オーストラリアは、小さな子どもと一緒の家族旅行でも人気の旅行先の1つ。
それだけに、航空会社の子ども向けサービスは気になるところでしょう。
カンタス航空では「ジョーイクラブ(joey club)」というキッズサービスを行っています。
3歳から6歳の子ども向けに、機内で楽しめる無料のキッズキットを用意しています。
新しくなったキットには、航空機の窓の形をしたエッチングスケッチと、ジップロックバッグに入ったアクティビティブックレットが含まれています。
一部の国際線では、最年少のお子様に、ジョーイクラブのキャラクター・カンガルーのマチルダをあしらったジョーイクラブ専用ソックスも用意してくれます。
シドニーとメルボルンのビジネスラウンジやオーストラリア主要空港の「Qantas Club Lounge」には、小さな子どたちが遊ぶことができる「ジョーイクラブゾーン(キッズエリア)」を用意しているので、ラウンジの中でも周囲の目を気にせずに親もリラックスできますね。
子供向けにもマイレージプログラム「ジョーイ・フリークエント・フライヤーズ」があり、大人と同様にフライトやホテルの予約などで「カンタス・ポイント」を獲得できます。
機内では一部のチャイルドシートおよびジュニアセーフティシートの使用が可能な場合があり、詳細な条件は公式ホームページにて明記されています。
幼児の手荷物許容量には折りたたみ式ベビーカーなど1点も含まれているので、普段使用しているベビーカーを旅行の際に持参することもできます。
また、空港カウンターで預けた後は、ベビーカーの貸出も行っているので搭乗ゲートまでも楽に移動できます。
※ベビーカーを機内持込手荷物とする場合は、機内持ち込みに関する許容要件を満たしている必要があります。
また、座席を使用しない乳幼児にはバシネット(機内用簡易ベビーベッド)を利用することも可能です。
バシネット取付可能な座席の指定にあたっては、搭乗時点の年齢が2歳未満で、体重が11kg未満であり、バシネットに寝かせることが可能な身長であることが必要です。(カンタス航空便のバシネットのサイズは長さ71cm、幅31cm、深さ26cm)
子ども向けの機内食は、生後6か月~2歳までの幼児向けに、すりつぶしたものや裏ごし・ピューレ状にした離乳食タイプの食事を、2歳から5歳までの子どもには、健康的で柔らかく、噛みやすい小児食を提供しています。
希望する場合には特別機内食と同様に、出発予定時刻の少なくとも24時間前までに申込みしておきましょう。
手荷物に関する規定は?

機内持込手荷物
機内に持ち込みできる手荷物は、搭乗するクラスによって異なります。[エコノミークラス]
重さは7kg以下で3辺合計が115cm以内のバッグ1個、または3辺合計が185cm以内のやわらかい材質のガーメントバッグ1個まで。
[ビジネスクラス]
3辺合計が115cm以内のバッグ2個まで、または、3辺合計が115cm以内のバッグ1個および3辺合計が185cm以内のやわらかい材質のガーメントバッグ1個まで。
重さはいずれも、1個につき10kgまで、総重量は14kgまでとなっています。
また、上記機内持込手荷物許容量に加えて、ハンドバッグやノート型パソコン、オーバーコート、小型カメラ、機内で読む書籍類、少量の免税品(持込みを許可されている場合)などの携行品のうち一点を、持込み可能です。
※ノート型パソコンは薄型のケースに入っている場合に限り携行品とみなされます。
受託手荷物(お預けの手荷物)
カンタス航空では、北米・南米路線を除いては重量制を適用しています。利用するクラスやフリークエントフライヤーの会員ステータスによって、許容量が変わりますが、単体で32kgを超える手荷物は預けることはできません。
利用クラス | フリークエントフライヤー未入会 およびブロンズ会員 | カンタスクラブ会員 カンタス・フリークエントフライヤーのシルバー会員 | カンタス・フリークエントフライヤーのゴールド会員 | カンタス・フリークエントフライヤーのプラチナ会員 およびプラチナ・ワン会員 |
エコノミークラス | 合計30kgまで | 合計42kgまで | 合計46kgまで | 合計50kgまで |
ビジネスクラス | 合計40kgまで | 合計52kgまで | 合計56kgまで | 合計60kgまで |
また、国際線と国内線のフライトが1枚の航空券で発券されている場合や、別々の航空券で発券されている場合にも、同じ暦日内の乗り継ぎであれば、国内線のフライトにも国際線の預け手荷物許容量が認められます。
※北米・南米発着の国際線の場合には、個数制を適用しています。
記載の内容は予告なく、
SDGs・エコ活動の取組み

二酸化炭素(CO2)排出量の多い航空産業であるカンタス航空においても、カーボンニュートラルの実現を目指して、脱炭素化に向けたSAF(Sustainable Aviation Fuel)と呼ばれる、持続可能な航空燃料の導入に着手。
コストが高いSAFの普及を促進する為、カンタス気候基金を設立して、オーストラリアにおけるSAFの発展支援にも尽力しているのです。
さらに熱帯雨林保護や、大規模な山火事によるCO2排出を減らす活動を支援しています。
オーストラリアならではなところでは、世界自然遺産グレートバリアリーフの復元活動を支援する「グレートバリアリーフ財団」とのパートナーシップや「サンゴ礁回復基金」への参画もエコ活動の1つです。
また、廃棄物が環境に与える影響を認識し、機内サービスにおける使い捨てプラスチックを2027年までに「ゼロ」にする目標を掲げています。
これまでのプラスチック製に替えて、木製カトラリーや竹製ドリンクスターラー等を採用することは、廃棄プラスチックによる海洋汚染など、環境への負荷を最小限に抑える取組みの代表的なものです。
カンタス航空の気になる口コミは?
これから搭乗してみたい!実際の印象はどうだろう?と思ったら『HIS航空会社✐クチコミ情報サイト』を見てみましょう。※過去に寄せられた『HIS航空会社✐クチコミ情報サイト』から一部抜粋して掲載しています。

30代女性
機内食はドリンク+メインディッシュ+パン。夕食にはプディングがセット。どちらも軽めのかわりに、途中でのスナック配布回数が5.6回ほど

20代男性
飲み物も欲しいと伝えたらすぐ持ってきてくれました。 ただ外資系なため日本路線で日本語話せるCAがいるといえども、ほぼ英語しか通じないと思ってください。往復共にラウンジ利用権、優先登場、ビジネスカウンターチェックインがあり、座席選択の幅も広いので、ワンワールドのステータスを持ってる人はかなりオススメです。

40代女性
キッズミールにはスナックボックスがついてきて、その箱にちょっとしたゲームが描かれていました。英語がわからなくても遊べるものもあり、子どもが喜んでいました。とにかくみんなフレンドリーで快適なフライトでした!

50代女性
食後、声をかけないとコ−ヒ−はもらえませんでしたが食事は2回とも美味しかったです。映画も日本語で楽しめました。

50代男性
食事は2回出てきますし味も悪くはありません。ワインはとても美味しいです。 機体の新旧によってエンタメの充実度は異なりますが、日本語に拘らなければ、いい映画が沢山ありますし、座席間でチャットやゲームも出来ました。 CAの方も皆さんフレンドリーで楽しく過ごせましたし、 帰りの便には日本語の上手な方もいて楽でした。 値段を考えれば満足できると思います。

40代女性
さいごに
大自然の恵みを活かした美食の数々をカジュアルに楽しめるオーストラリアの特徴を、機内食やサービスにも感じられるカンタス航空。明るくフレンドリーな客室乗務員のおもてなしにも定評がありますね。
この記事でも、その点をポイントにご紹介してきましたが、カンタス航空の魅力が少しでも伝わりましたでしょうか。
HISではカンタス航空を利用するツアーや、お得な航空券、国内線を組み合わせた周遊航空券の手配も取り扱っています。
「搭乗した瞬間から始まる、オーストラリア体験」を、あなたも一度味わってみては。
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