2027年3月、日本で37年ぶりとなる国際的な花と緑のビッグイベントが横浜で開催されます!
1,000万株もの四季折々の花や植物が会場を彩り、約40種600本の桜が咲き誇る日本最大級の花の祭典。それが「GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)」です。
この記事では、開幕に先駆けて園芸博の概要や会場へのアクセスに加え、注目の見どころまで詳しくご紹介します。

GREEN×EXPO 2027とは?2027年国際園芸博覧会の概要

園芸博会場空撮2 ©Expo 2027提供:GREEN×EXPO協会

「GREEN×EXPO 2027」は、1990年に大阪市で開催され「花博」の通称で親しまれた「国際花と緑の博覧会(花の万博)」以来、日本では37年ぶり2回目となる最上位(A1クラス)の国際園芸博覧会です。
また、開催地の横浜市にとっても、1989年に現在のみなとみらい地区で開催された「横浜博覧会」(YES'89)以来、38年ぶりの大規模博覧会の開催となります。

テーマは『幸せを創る明日の風景』。

地球規模の課題解決にチャレンジし、新たなグリーン社会の姿を世界へ発信していくことを目的としています。花や緑を通じて自然と共生する持続可能な社会を創造するため、会場では最新のアート&エンターテインメントを体験できます。
公式キャッチコピー「地球と。咲きに行こう。」の言葉通り、未来に向けた新しい自然の楽しみ方を見つけに行きませんか。

開催地の横浜市では、花と緑にあふれる「ガーデンシティ横浜」を推進するリーディングプロジェクトとして、2017年より「ガーデンネックレス横浜」を毎年開催しています。
「みなとエリア」では、桜やチューリップ、そして横浜市の花である「バラ」と、季節をリレーするように見ごろの花が街を彩ります。
また、よこはま動物園ズーラシアに隣接する『里山ガーデン』では、市内最大級となる大花壇を中心に100品種以上の花々が咲き誇り、横浜ならではの魅力を発信しています。
現在、市街地でも「GREEN×EXPO 2027」のラッピングを施した横浜市営バスを多く見かけるようになり、園芸博に向けたムードがますます高まっています。
開催基本情報
名称 2027年国際園芸博覧会
International Horticultural Expo 2027, Yokohama, Japan
正式略称 GREEN×EXPO 2027
通称 横浜グリーンエクスポ
開催場所 神奈川県横浜市(旧上瀬谷通信施設)
開催期間 2027年3月19日(金) ~ 2027年9月26日(日)
博覧会区域

約100ha(その内、会場区域80ha)

人と地球の自然との、新たな関係を育むコミュニケーター「トゥンクトゥンク」

園芸博公式マスコットキャラクター トゥンクトゥンク ©Expo 2027

園芸博の公式マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」は、ドキドキ・ワクワクすることが好きな、宇宙の彼方から地球に憧れてやってきた精霊です。
人間が万物への想像力や調和の心を取り戻すことの大切さが広がってほしい、という想いを込めて名付けられました。
植物をはじめとしたいろいろな「生き物」や「もの」の気持ちに共鳴し、人間と自然をつなぐ決意をしたキャラクターです。

GREEN×EXPO 2027の見どころ

国際園芸博季節の花イメージ

会場を彩る花々は、春分・立夏・夏至・立秋といった「二十四節気」や「七十二候」を意識し、繊細に変化する季節と、それに寄り添う人々の営みを表現しています。
6カ月の会期中に移り変わる風景は、花と緑によるヒーリング体験を通じて、地球環境の明日を考える場となるでしょう。
ここでは、色とりどりの花畑が壮大なスケールで来場者を迎える園芸博ならではの見どころを、開幕に先駆けていち早くご紹介します。

5つのコンセプトを持つ共創の舞台「ビレッジ」

共創の舞台「ビレッジ」©Expo 2027提供:GREEN×EXPO協会

およそ80haにもおよぶ広大な園芸博の会場内では、テーマごとに5つのビレッジが展開されます。
展示と体験を融合した共創事業「ビレッジ」では、「幸せを創る明日の風景」の実現を目指す企業・団体がパビリオンや展示を出展します。

主催者と参加者との共創により「幸せを創る明日の風景」を作り上げる『5つのビレッジ』

  • 『GXビレッジ(※)』グリーン社会を実現する最新のテクノロジーと出会える場
  • 『クラフトビレッジ』自然と共に育まれた日本の伝統的なものづくりに出会える場
  • 『農と食ビレッジ』「農」と「食」の多様性から、これからのウェルビーイングを考える場
  • 『キッズビレッジ』これからの地球を生きる子どもたちが楽しく自然と学べる場
  • 『里山ビレッジ』自然と人とが共存する暮らしを見つめ直し、体感する場

※GX(グリーントランスフォーメーション):化石燃料中心の経済・社会、産業構造をクリーンエネルギー中心に移行させ、経済社会システム全体を変革すべく、エネルギーの安定供給・経済成長・排出削減の同時実現を目指す取り組み(出典:経済産業省)

花・緑出展

会場イメージCG:シンボルガーデン ©Expo 2027会場イメージCG:シンボルガーデン 提供:GREEN×EXPO協会

花と緑のプロフェッショナルが、園芸博でしか見られない庭園や花壇、生け花やフラワーアレンジメント、盆栽、新品種・希少種の展示発表など、屋外と屋内の2つの会場で多種多様な花と緑の作品を出展します。
ここでしか味わえない特別な体験を見つけに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

屋外出展の見どころ【1】 沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海水族館のシンボルであるジンベエザメを中心に、イルカや熱帯の魚など海の生き物を花と緑でいきいきと表現しています。
ダイナミックで迫力ある造形と色鮮やかな展示が並び、大変見ごたえがあります。
屋外出展の見どころ【2】 茨城県
「いばらきの奥深き庭を愉しむ」をコンセプトに、日本三名園の1つ「偕楽園」の陰と陽の創建思想の世界観を盛り込むとともに、「国営ひたち海浜公園」、「いばらきフラワーパーク」などの花絶景を表現し、いばらきの歴史・文化や季節ごとの魅力を盛り込んだ展示が行われます。

あの「大屋根リング」を再活用!KAJIMA TREE

園芸博会場空撮 ©Expo 2027広い会場内でも存在感が際立つ「KAJIMA TREE」(画面左上)提供:GREEN×EXPO協会

2025年に開催された⼤阪・関⻄万博のシンボルとして親しまれた「大屋根リング」は、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。
今回の園芸博では、その「大屋根リング」の木材がさまざまな場所で再活用される予定です。
特に目を引くのが、鹿島が建設する木造タワー「KAJIMA TREE」です。リユース木材の建物として国内最大級となる見込みで、高さは約60mにも及びます。
再活用される部材の随所に、大屋根リングの面影を感じることができるでしょう。

このほか、2,027枚限定で販売される特別企画入場チケット「RING PASS」や、神奈川県出展エリアに設けられる屋外庭園の花壇の木枠やデッキ部分などにも再利用される予定です。
大阪・関西万博のレガシー(遺産)やサステナブルな資源循環のバトンが、しっかりと受け継がれる取り組みにも注目です。

花だけじゃない、最新エンターテインメントも盛りだくさん!

会場の中央エリアには、「屋内出展施設 はなめぐり」のほか、「テーマ館 ねっこ」や「園芸文化館 いろはにわ」があり、プロジェクションマッピングなどの演出も行われる予定です。昼の時間帯はもちろん、夜のライトアップや光の演出も楽しめます。

カフェやレストランには、地球に優しいサステナブルな工夫を取り入れつつ、世界中のグルメやここでしか味わえないオリジナルメニューを提供する予定です。

おすすめの見どころ情報は今後も随時更新していきますので、どうぞお見逃しなく。

園芸博チケット情報

園芸博1日券 tkなし ©Expo 2027

園芸博の入場券は「電子チケット」(一部の記念チケット等を除く)です。
開幕前までの期間限定で、お得な価格で購入できる【前売チケット】、2027年3月19日(金)の開幕以降に購入できる【会期中販売チケット】、そして開幕前から会期中まで通して購入できる【前売・会期中販売チケット】の3つのタイプが用意されています。

また、入場にあたっては、チケットの購入とは別に、2026年9月18日から受付を開始する「来場日時予約」が必要です。

チケット購入時点では、日時の指定は必要ありません。「来場日はまだ決められないけれど、園芸博には必ず行く」という方には、お得な価格で購入できる【前売チケット】がおすすめです。

チケット購入後、当日までの流れ

STEP1:チケット購入後、GREEN×EXPO 2027 公式チケットサイトより「アカウント登録」を行います。
⇓
STEP2:「アカウント」に購入した「チケットID」を連携させます。
⇓
STEP3:「チケットID」の連携が完了したら、来場日を決めて「来場日時予約」を行います。
⇓
STEP4:入場前までに「認識コード(QRコード)」を発行しておき、当日はそのコードを提示して入場します。

手続き方法の詳細やチケットIDについては、予約完了後に送付される案内メールをご確認ください。

チケットの種類と料金一覧

チケット種類 チケット料金 販売期間・入場期間
園芸博1日券 ©Expo 2027
【前売チケット】
1日券
大人(満18才以上)4,900円 販売期間:
~2027年3月18日(木)
入場期間:
会期中いつでも1回入場可能
中人(満12歳〜17歳)3,000円
小人(満4歳〜11歳)1,400円
園芸博1日券 ©Expo 2027
【会期中販売チケット】
1日券(通常価格)
大人(満18才以上)5,500円 販売期間:
2027年3月19日(金)~2027年9月26日(日)
入場期間:
会期中いつでも1回入場可能
中人(満12歳〜17歳)3,300円
小人(満4歳〜11歳)1,500円
園芸博夜間券 ©Expo 2027
【会期中販売チケット】
夜間券
大人(満18才以上)3,500円 販売期間:
2027年3月19日(金)~2027年9月26日(日)
入場期間:
会期中の17時以降に1回入場可能
中人(満12歳〜17歳)1,900円
小人(満4歳〜11歳)900円
通期パス ©Expo 2027
【前売・会期中販売チケット】
通期パス(複数回入場パス)
大人(満18才以上)28,000円 販売期間:
~2027年9月26日(日)
入場期間:
会期中いつでも何度も入場可能
中人(満12歳〜17歳)16,000円
小人(満4歳〜11歳)6,500円
夏パス ©Expo 2027
【前売・会期中販売チケット】
夏パス(複数回入場パス)
大人(満18才以上)12,000円 販売期間:
~2027年8月31日(火)
入場期間:
2027年7月1日(木)~2027年8月31日(火)に限り何度も入場可能
中人(満12歳〜17歳)7,000円
小人(満4歳〜11歳)3,000円
特別割引券 ©Expo 2027
【前売・会期中販売チケット】
特別割引券(1回入場)
大人(満18才以上)2,800円 販売期間:
~2027年9月26日(日)
入場期間:
会期中いつでも1人1回入場可能
中人(満12歳〜17歳)1,700円
小人(満4歳〜11歳)800円
当チケットは、障がい者手帳等をお持ちの方および同伴者1名が購入可能です。

※満3歳以下の幼児は無料です。(チケット無しで入場できます。)

料金区分の年齢は、2027年4月1日(木)現在の満年齢とします。ただし、2027年3月中の入場については2026年4月1日(水)時点の満年齢が適用されるため、誕生日が3月・4月の方は特に注意しましょう。

園芸博へはどうやって行く?会場へのアクセス方法

交通アクセスマップ 画像提供:GREEN×EXPO協会

園芸博の会場となる旧上瀬谷通信施設は、神奈川県横浜市瀬谷区にあります。
会場へは最寄りとなる4駅から、「GREEN×EXPO 2027 シャトルバス」が運行される予定です。

  • 相鉄線(本線)「瀬谷(せや)」駅:会場まで約6分
  • 相鉄線(本線)「三ツ境(みつきょう)」駅:会場まで約10分
  • 東急田園都市線「南町田グランベリーパーク」駅:会場まで約15分
  • JR横浜線「十日市場(とおかいちば)」駅:会場まで約19分

運賃は大人200円、小児(※)は100円、1歳未満は無料となります。
※小児運賃は1歳以上12歳未満(小学生以下)が対象です。
4駅からの「GREEN×EXPO 2027 シャトルバス」は事前予約制となっており、2026年9月18日(金)から予約開始となります。

これで迷わない!主要駅・羽田空港からのアクセス方法

鉄道乗り換え

関東にお住まいの方でも、「GREEN×EXPO 2027 シャトルバス」の発着駅となる上記4駅は、あまりなじみがないかもしれません。
そこで、横浜駅や新横浜駅、都内主要駅、羽田空港から上記4駅までのアクセス時間の目安と、ルートをまとめました。
これらを事前にご確認いただければ、当日もスムーズに移動できます。
なお、瀬谷駅と三ツ境駅は同じ「相鉄線」で隣接する駅のため、併せて解説します。

出発地 最寄り駅
(到着駅)
主なルート(乗換の一例) 所要時間
横浜駅 瀬谷駅
三ツ境駅
相鉄線(通勤急行・快速・各停)海老名行き利用
<乗換なし>
約20分
南町田
グランベリーパーク駅
JR横浜線(快速・各駅停車)で長津田駅へ
東急田園都市線 中央林間行きに乗換
約40分
十日市場駅 JR横浜線(各駅停車)八王子・橋本方面利用
<乗換なし>
約25分
新横浜駅 瀬谷駅
三ツ境駅
相鉄新横浜線(通勤急行・快速・各停)海老名行き利用
<乗換なし>
約20分
南町田
グランベリーパーク駅
JR横浜線(快速・各駅停車)で長津田駅へ
東急田園都市線 中央林間行きに乗換
約25分
十日市場駅 JR横浜線(各駅停車)八王子・橋本方面利用
<乗換なし>
約15分
渋谷駅 瀬谷駅
三ツ境駅
①東急東横線(相鉄線直通)海老名行き利用
<乗換なし>
約50分
②JR埼京線(相鉄線直通)海老名行き利用
<乗換なし>
約1時間
南町田
グランベリーパーク駅
東急田園都市線 中央林間行き利用
<乗換なし>
約40分
十日市場駅 東急東横線(横浜方面)で菊名駅へ
JR横浜線(各駅停車)八王子・橋本方面に乗換
約45分
新宿駅 瀬谷駅
三ツ境駅
JR埼京線(相鉄線直)海老名方面利用
<乗換なし>
約1時間10分
南町田
グランベリーパーク駅
①JR山手線などで渋谷駅へ
東急田園都市線 中央林間行きに乗換
約50分
②小田急線 藤沢方面で中央林間駅へ
東急田園都市線 中央林間行きに乗換
約45分
十日市場駅 小田急線 小田原・藤沢方面で町田駅へ
JR横浜線(各駅停車)八王子・橋本方面に乗換
約50分
東京駅 瀬谷駅
三ツ境駅
JR東海道線で横浜駅へ
相鉄線(通勤急行・快速・各停)海老名方面に乗換
約1時間
南町田
グランベリーパーク駅
東京メトロ丸ノ内線で大手町駅へ
同 半蔵門線(田園都市線直通)中央林間行きに乗換
約1時間10分
十日市場駅 JR東海道線で横浜駅へ
JR横浜線(各駅停車)八王子・橋本方面に乗換
約55分
羽田空港 瀬谷駅
三ツ境駅
京急空港線(横浜方面)で横浜駅へ
相鉄線(通勤急行・快速・各停)海老名行きに乗換
約1時間10分
南町田
グランベリーパーク駅
①京急空港線(横浜方面)で横浜駅へ
(以降は、横浜駅からのルートをご覧ください)
約1時間20分
②京急空港線(品川方面)に乗車し、
品川駅でJR山手線(外回り)に乗換、渋谷駅へ
(以降は、渋谷駅からのルートをご覧ください)
約1時間20分
③リムジンバス(京急バス・東急バス)利用 約1時間20分(標準)
十日市場駅 京急空港線(横浜方面)で横浜へ
JR横浜線(各駅停車)八王子・橋本方面に乗換
約1時間

なお、羽田空港や新横浜駅から園芸博会場への直行バスの運行も計画されています。
詳細が発表され次第、本記事でも随時情報を更新してお届けします。

2026年9月現在、会場の最寄り駅となる相鉄本線の瀬谷駅・三ツ境駅には、特急・通勤特急は停車しないためご注意ください。
また、都内各線から相鉄線へ直通する列車のうち、「湘南台行き」は途中の二俣川駅から相鉄いずみ野線へ入るため、瀬谷駅・三ツ境駅は経由しません。
「湘南台行き」や「西谷止まり」の列車に乗車した場合は、西谷駅や二俣川駅にて海老名方面への乗換が必要です。

真夏の屋外イベント!おすすめの熱中症対策と持ち物

熱中症対策グッズ

園芸博は3月から9月にかけて開催されるため、夏場の熱中症対策が重要です。
会場内には「給水スポット」が完備されており、安全で冷たい水道水を、無料で飲むことができます。さらに、マイボトルを持参することで、ペットボトルなどの削減につながり、地球の資源や環境を守ることにも貢献できます。

横浜の水道水は、良質な水源と徹底した浄水処理により、かつて船乗りたちから「赤道を越えても腐らない」と信頼されてきた歴史があります。現在でもその優れた水質は大切に受け継がれており、「安全でおいしい横浜の水」として評判です。

その他の熱中症対策グッズ
  • 晴雨兼用の日傘(急な雨にも対応可能)
  • 塩飴・タブレット(減塩タイプもあります)
  • ネッククーラー(首元を冷やして効率よく暑さ対策)

最近は、量販店やホームセンターなどで多数の便利グッズが販売されています。こうしたアイテムを上手に活用して、しっかりと熱中症対策を行いましょう。

まとめ

GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)は、圧巻のお花畑や各地域の特別展示に加え、夜のプロジェクションマッピングやサステナブルな限定グルメなど、エンターテインメント要素も満載です。
お花好きの方もそうでない方も楽しめる、日本最大級の国際的な祭典となっています。
ワクワクが止まらないこと間違いなしの注目イベントへ、ぜひ足を運んでみませんか?