海外旅行の必須アイテムであるパスポート(旅券)。
これまでは窓口での手続きが必要でしたが、切替(更新)申請だけでなく、新規申請の手続きもオンラインでできるようになりました。オンライン申請を利用すれば、窓口へ行く回数を最小限に抑えることができ、非常に便利です。
この記事では、パスポートのオンライン申請の方法や注意点について、詳しく解説します。

パスポート申請をオンラインで行うメリットは?

メリット

最大のメリットは、窓口へ出向く回数を減らせる点ではないでしょうか。
従来の紙の申請書による手続きでは、申請時と交付(受け取り)時の合計2回、パスポートセンターなどの窓口へ足を運ぶ必要がありました。しかし、オンラインで申請を行えば、交付(受け取り)時の1回のみ窓口に行くだけで手続きが完了します。
混雑時には、窓口で長時間の待ち時間が発生する場合があるため、オンライン申請を利用すれば非常に便利です。

申請受け取り
窓口で行う窓口で行う
オンライン窓口で行う

パスポートのオンライン申請に必要なものは?

パスポートのオンライン申請に必要なものは
  • 有効期間内のパスポート(申請時に有効なパスポートがある場合)
  • 申請者のマイナンバーカード
  • マイナポータルアプリ対応のスマートフォン
  • 顔写真のデータ(アプリ内のカメラで撮影、または撮影済みデータをアップロード)
  • 自署(サイン)の画像(白い紙に黒ペンではっきりと名前を書き、スマートフォンのカメラで撮影したもの)

オンライン申請では戸籍情報がシステムで連携されますので、戸籍謄本(原本)の提出が不要です。
※ただし、審査状況などによっては、例外的に後日窓口へ戸籍謄本の提出(または郵送)が必要になる場合があります。

マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書パスワード(数字4桁)と署名用電子証明書暗証番号(半角6~16文字の英数字、英字は大文字)も必要ですので、事前に確認しておきましょう。
オンライン申請の対象外の方
  • マイナンバーカードを取得されていない方
  • マイナポータルアプリ対応のスマートフォンを所持していない方
  • 通勤・通学先などの居所で申請する場合(在職・在学証明書などの提出ができない場合)
  • 未成年者で親権者(法定代理人)の同意が得られない場合
  • パスポートを紛失・焼失した、または著しく損傷している場合

一部の窓口(旅券事務所など)では、オンライン申請に対応していない場合もあります。
オンライン申請を希望する際は、事前に申請予定の自治体のホームページなどで確認してみましょう。

パスポートのオンライン申請方法は?

スマホとマイナンバーカード

申請受理~交付までは日本国内では2週間程度、国外(大使館・総領事館)では2週間~1カ月程度かかります。
目安として、余裕を持って旅行の1カ月前までには申請を済ませておきましょう。

①マイナポータルアプリの準備

└スマートフォンの「マイナポータルアプリ」を起動し、ログインする
└画面の案内に従い、パスポートの受け取り窓口を選択する

②写真撮影と申請者情報の入力

└ご自身の顔写真を撮影する
└白い紙に黒ペンで書いたご自身の署名(サイン)を撮影する
└申請者情報(氏名、本籍地など)を入力する

③マイナンバーカードの読み取りとデータ提出

└データ提出前に、画面の指示に従ってマイナンバーカードや現在お持ちのパスポートの読み取りを行う
└署名用電子証明書暗証番号を入力して電子署名を付与し、申請データを提出する
└申請受付の完了(登録したメールアドレス宛てに通知が届きます)

パスポートの受け取りと手数料

パスポートの手数料

パスポートの交付予定日は、マイナポータルに通知されます。発行されたパスポートは必ず交付予定日から6カ月以内に受け取りましょう。
手数料は、パスポートを受け取る際に窓口で支払います。クレジットカードによるオンライン決済(電子納付)が利用できる窓口もありますので、具体的な支払い方法は事前に申請予定の自治体のホームページなどでご確認ください。
また、切替(更新)申請の場合は、現在お持ちの有効なパスポートを持参して失効処理を行う必要があるため、忘れずに窓口へお持ちください。

パスポートを申請したにもかかわらず、発行後6カ月以内に受け取らずに失効してしまった場合、失効後5年以内に再度新たなパスポートを申請する際は、手数料が通常よりも高くなります(通常料金に6,000円が追加されます)ので注意が必要です。

▼2026年7月1日以降の申請から旅券手数料が改定されます。

年齢 旅券種別 申請方法 現行手数料(2026年6月30日まで申請分) 改定後手数料(2026年7月1日以降申請分)
18歳以上 10年有効 オンライン申請 15,900円 8,900円
窓口申請 16,300円 9,300円
5年有効 オンライン申請 10,900円 5年有効旅券廃止
窓口申請 11,300円
残存有効期間同一旅券 オンライン申請 5,900円 5,400円
窓口申請 6,300円 5,800円
18歳未満
(12歳以上)
5年有効 オンライン申請 10,900円 4,400円
窓口申請 11,300円 4,800円
12歳未満 5年有効 オンライン申請 5,900円 4,400円
窓口申請 6,300円 4,800円

パスポート申請の注意点

ポイント

①18歳以上の5年有効旅券について(2026年7月1日以降)

2026年7月1日以降は18歳以上の5年有効旅券は廃止され、10年有効旅券に一本化されます。
パスポート申請における年齢は「年齢計算に関する法律」に基づき、誕生日の前日に1歳加算され、18回目の誕生日の前日に18歳となります。
例:2008年7月1日生まれの方は、2026年6月30日から「18歳以上」と取り扱われます。

②査証欄(ビザページ)の増補の廃止

パスポートの査証欄に余白がなくなった場合でも、現在はページの増補はできません。
そのため、以下のいずれかの方法で申請を行うことになります。
(1)有効期間が元のパスポートの残存有効期間と同じ「残存有効期間同一旅券」の申請
(2)切替申請として新たなパスポート(5年または10年の有効期間)の申請

③未成年(18歳未満)のオンライン申請について

未成年(18歳未満)の方がオンライン申請を行う場合は、親権者(法定代理人)の同意が必要です。
15歳未満のオンライン申請については、親権者などの法定代理人が、マイナポータルの代理人サービスを利用して代理提出による申請手続きを行う必要があります。
15歳から18歳未満の場合は、代理提出のほか本人によるオンライン申請も可能です。その場合は、別途マイナポータル上で法定代理人(親権者)による同意の登録手続きが必要となります。

最後に

パスポートのオンライン申請を利用すれば、窓口へ足を運ぶ回数を減らせます。
その分、旅行のスケジュールを考えたり、荷物の準備をしたりする時間に充てることができます。
ぜひ、便利なオンライン申請を利用して、楽しい旅行に備えましょう。

▼海外旅行をお探しの方はこちら

海外航空券を探す海外ホテルを探す海外航空券+ホテルを探す海外のアクティビティを探すビジネスクラス利用の海外旅行を探す